アロマについて
今ではすっかり一般的なものになったアロマ。子供の頃はそんなものなかったですよね。いや、あったのかな。少なくともうちの母親は部屋でそんな香りを漂わせてませんでしたよ。蚊取り線香くらいでしょうか。
時代は変わるものですね。エステやリラクゼーションなどにも使用されているアロマですが、はたしてみなさんアロマに関して持っている知識は正しいものなんでしょうか?
アロマに関する知識、正しいの?
公益社団法人日本アロマ環境協会が20代から40代の一般女性にアロマテラピーに関するテストを出題したところ、必ずしも正しい知識を持ち合わせているとは限らないということが判明したそうです。
そうですよね、アロマのこと習ったりしないですもんね。
流行もあるしお手軽なこともあり自己流や思い込みで使っているという方が多いようです。
答えは×(正答率は38%)
■精油は直接肌につけて使うことができる
答えは×(正答率49%)
■アロマテラピートリートメントは精油成分が肌から浸透し全身に作用する
答えは○(正答率65%)
使い方を間違えるとどうなるの?
日本では雑貨扱いのアロマオイル、しかしヨーロッパでは医療目的で使用されたり薬局で売られることもあるのだといいます。薬と同じで誰でも使用していいものではないのだとか。
体質や状況によっては避けたほうがいい香りもあるって知っていました?その避けたほうがいいという香りも使用者によってさまざま。何か病気をお持ちで気になる場合は主治医にアロマを使っていいかを確認しアロマの専門知識を持っている人にも相談した方がいいといいます。
なんだ、けっこう扱うのがめんどくさいものなのかもって思っちゃいますよね。特に妊婦の方は要注意みたいですよ。妊娠初期には月経を促す作用のあるラベンダーやカモミールG・Rなどはダメみたいです。また中期、後期にも使わないほうがいいアロマは多くあるのだとか。
しかし妊婦の方はアロマ自体がいけないということはなくてリラックスにより胎児にいい影響を与えるアロマもあるといいます。ということはアロマ選びってめちゃくちゃ難しいですよね。香りの好き嫌いだけで選んではいけないみたいです。
他にもお酒を飲んでいる時はクラリセージがよくない、授乳時はペパーミントやマージョラムはダメ。高血圧の方はユーカリ、ローズマリーは控えたほうがいいなど。
けっこう細かく決まりがあるんですね。
嗅いだ時の症状も人それぞれでなんとなく気分が悪くなる人もいれば、すぐに具合が悪くなる人もいるといいます。
また、いまやどこにでも売っているアロマオイルですがその中身の質はさまざまらしく、ちゃんとした精油もあればオイルに香りをつけただけのものもあるといいます。
まずパッケージなどをよく確認して中身のことを詳しく書いてあるもの買うのが大事なのだとか。
そして肌に使う時は気をつけること。ラベンダーやティーツリー以外は原液はつけずに必ず希釈して使用前はパッチテストもしたほうがいいとのことでした。
また柑橘系は開封後約半年、それ以外は約1年という保存期間があるのだといいます。未開封でも2年で処分した方がいいらしいですよ。これも全く知りませんでした。ほとんど永久に使えるものじゃないんですね。私だけですかそんなこと思っていたのは。
自然の恵みに感謝して
このようにけっこうルールに厳しいアロマ界。でも間違った使い方で思うような効果が出なかったり、体調不良、お肌が荒れたりなど多くのトラブルがあるそうです。
何も考えずに香りだけで選んでいた過去の自分のことを考えるとちょっと驚いていまいますね。今後は詳しく調べて、時には専門家に相談して上手に使いましょう。
なんだ、アロマってけっこうめんどくさいなぁと思った方も少なくないのでは?
しかしアロマテラピーは植物の香りを使い、心や身体を癒し健康や美容にも効果があるというステキな魔法ですからね。魔法の取り扱いに注意するのは当たり前のことだと思いませんか。
魔法を上手に使ってよりよい生活にしましょう。そしてなにより自然の恵みに感謝して使ってみてください。