第2次世界大戦中、ナチスの迫害から多くのユダヤ人を救った杉原千畝。その功績は映画や多くの本になってよく知られています。2015年秋には、俳優の唐沢寿明が杉原千畝を演じる映画『杉原千畝 スギハラ チウネ』が公開されます。
2014年は第一次世界大戦が始まってから100周年でした。最初の世界大戦が始まったきっかけが、バルカン半島の都市でのオーストリア皇太子暗殺、俗に言うサラエボ事件でした。東欧の国へサラエボ事件の痕跡を探る旅に出かけてみましょう。
第2次世界大戦中、アメリカ国内で強制収容所に収容された日系人。彼らは名誉を回復するため、アメリカ軍に志願し、太平洋戦線とヨーロッパ戦線で目覚しい活躍をします。中でもフランスのブリュイエールでの活躍が、戦後、彼らの名声を高めました。
「奇跡の撤退作戦が行われたフランスの港町、ダンケルク編」でダンケルクの街を紹介しました。そのダンケルクから撤退した兵士を受け入れた先が、ロンドンの南西部に位置する、ヨーロッパ大陸に最も近い場所にあるイギリスの都市ドーバーです。
旧東ドイツの中世の雰囲気を残す小さな街、トルガウ。第2次世界大戦末期、崩壊間際のナチスドイツを攻めていたアメリカとソ連軍。西と東の戦線が出会った時、両軍の中尉が握手をかわしました。それが後に「エルベの誓い」と呼ばれることになった事件が起ったのがトルガウです。
フランスのヴェルダンという地名は、「第一次世界大戦の激戦地」、「843年のヴェルダン条約が結ばれた場所」として、世界史の教科書に二度登場します。それにも関らず 日本のガイドブックには一切紹介されていません。そんなヴェルダンの街を紹介します。
第2次世界大戦初期の1940年5月、ベルギーとの国境が近いフランス北部の港町ダンケルク。ドイツ軍に追い詰められた約33万人のイギリス軍とフランス軍の兵士をイギリス本土に撤退させた、奇跡が起った街です。ダンケルクへその痕跡を訪れてみましょう。
1945年5月、ソ連軍がドイツの首都、ベルリンを占領して第二次世界大戦におけるヨーロッパ戦線は終結しました。そのドイツ軍が連合国軍に降伏調印した歴史的な場所がベルリン郊外に残されています。
ヨーロッパの大国であるドイツとロシアに挟まれた場所に位置にし、過去には周辺諸国の侵略や分割によって何度も地図上から姿を消したポーランド。第2次世界大戦も1939年9月1日、ドイツ軍によるポーランド攻撃から幕を開けました。第2次世界大戦中は、ドイツの支配下にあり、ほとんどの都市が戦場となり破壊されてしまいました。そんなポーランドには、世界的に有名なアウシュヴィッツ強制収容所を始め、多くの戦争遺跡があります。
オランダは、ヨーロッパの中央部に位置しており、狭い国土ながら、昔から金融、貿易、物流の拠点としてヨーロッパと世界を結ぶ窓口になっています。そのオランダは、歴史の中で、自由と寛容の精神を培いました。20世紀の2度に渡る世界大戦では中立の立場を表明しますが、第二次世界大戦では、ナチスドイツに急襲され、5日間で降伏してしまいます。第二次世界大戦が終わる直前までドイツの支配下にありました。オランダ国中には、その時代を忘れない為のモニュメントがあります。