第2次世界大戦初期の1940年5月、ベルギーとの国境が近いフランス北部の港町ダンケルク。ドイツ軍に追い詰められた約33万人のイギリス軍とフランス軍の兵士をイギリス本土に撤退させた、奇跡が起った街です。ダンケルクへその痕跡を訪れてみましょう。
1945年5月、ソ連軍がドイツの首都、ベルリンを占領して第二次世界大戦におけるヨーロッパ戦線は終結しました。そのドイツ軍が連合国軍に降伏調印した歴史的な場所がベルリン郊外に残されています。
ヨーロッパの大国であるドイツとロシアに挟まれた場所に位置にし、過去には周辺諸国の侵略や分割によって何度も地図上から姿を消したポーランド。第2次世界大戦も1939年9月1日、ドイツ軍によるポーランド攻撃から幕を開けました。第2次世界大戦中は、ドイツの支配下にあり、ほとんどの都市が戦場となり破壊されてしまいました。そんなポーランドには、世界的に有名なアウシュヴィッツ強制収容所を始め、多くの戦争遺跡があります。
オランダは、ヨーロッパの中央部に位置しており、狭い国土ながら、昔から金融、貿易、物流の拠点としてヨーロッパと世界を結ぶ窓口になっています。そのオランダは、歴史の中で、自由と寛容の精神を培いました。20世紀の2度に渡る世界大戦では中立の立場を表明しますが、第二次世界大戦では、ナチスドイツに急襲され、5日間で降伏してしまいます。第二次世界大戦が終わる直前までドイツの支配下にありました。オランダ国中には、その時代を忘れない為のモニュメントがあります。
世界史を軽く知っておくだけで、海外旅行の楽しみかたがぐんと広がります。そこでおすすめの書籍をご紹介いたします。
ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡 シリーズNO9 1944年6月6日、アメリカ・イギリスを中心とした連合軍は、ドイツの占領下にあったフランスのノルマンディー海岸に上陸します。激戦を繰り広げた末、作戦は成功。ドイツ軍は敗走の一途を辿り、2ヵ月後のパリの解放へと繋がります。
ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡 シリーズNO8 現代、多くのヨーロッパの国が加盟しているEU(ヨーロッパ連合)の起源とも関係するアルザス地方の中心都市、ストラスブールの戦争の歴史を紹介します。
戦争の歴史からみたコンピエーニュは、第1次世界大戦において、ドイツがフランスに降伏調印した場所であり、第2次世界大戦では、反対にフランスがドイツに降伏調印をした場所です。
ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡 シリーズNO6 ヒトラーは、お忍びでわずかな側近を従い、滞在3時間という駆け足でパリの観光名所を周ります。それは、ヒトラーにとって栄光の3時間だったのかもしれません。
ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡 シリーズNO5 バイエルン州でミュンヘンに次ぐ、2番目の大きさの都市であるニュルンベルグには、時代を忘れないための負の遺産が残っています。