炭酸やクレイタイプも!目的と効果で選ぶフェイスパック9選|トピックスファロー

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2015年5月15日
炭酸やクレイタイプも!目的と効果で選ぶフェイスパック9選

さまざまなパック製品が販売されていますが、それぞれのパックがどのような効果をもたらすか、皆さんはきちんと把握して使っていますか?用途別、注意点などご紹介したいと思います。ぜひ目的に合わせたパック選びに役立ててくださいね。

WEBライター
  

パックの形状・成分で選ぶ

フェイスパックの種類・選び方

フェイスパックは、時間をかけてじっくりと行うワンランク上のスキンケアです。
美容成分を浸透させたり、老廃物を取り除いたりと、その目的はさまざまですが、期待通りの成果を得るためには、目的に合わせてパックの種類や方法を選ぶ必要があります。
今回は、パックの種類と選び方についてお話ししましょう。

1.美容液タイプ

時間をかけてじっくりと美容液の成分をお肌に浸透させるパックです。
パックシートに美容液を染み込ませた状態で販売されている製品が多くあります。
また、手持ちの美容液をコットンに染み込ませて貼り付ければ、簡易パックとして似た効果を得られるので、気軽に試すことが可能です。

普通に顔につけて使うよりも、美容液の効果が高い点が、パックの魅力。
使う美容液が保湿タイプなら保湿力・美白タイプなら美白力に優れる、万能なパックといえるでしょう。
市販されているシートタイプのパックも、製品によって得意な分野がさまざまです。
お肌のお悩みに合わせて美容液やシートパックの種類を選んでみてください。

2. クリームタイプ

液体よりも蒸発しにくいので、高い保湿力を誇ります。

お肌の乾燥をケアしたい方にオススメのパックです。
塗ってしばらく待つだけでOKの製品や、塗った上からビニールなどで覆って使う製品など、さまざまなタイプが販売されています。

3. クレイタイプ

「クレイ」とは「粘土」という意味で、「クレイパック」は土・泥を使ったパックを指します。
お肌に塗ってしばらく待った後、洗い流したり拭き取ったりして使うパックです。

毛穴の汚れが気になる方・脂性の方に特にオススメできます。

4. ジェルタイプ

ジェル状の美容液を使ったシートパックと、後述する炭酸パックの2種類があります。
のシートパックは、美容液の部分がジェル状なので「冷えピタ」や「熱さまシート」に代表される冷却ジェルシートと使用感が似ているかもしれません。
単純に「ジェルパック」と表現した場合には、炭酸パックを示す場合が多いです。

冷えピタ一覧|製品情報|ライオン株式会社
http://www.lion.co.jp/ja/seihin/brand/030.htm

熱さまシート│製品情報│小林製薬株式会社
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/nss/

5. 炭酸パック

パックで炭酸の効果を引き出すには、ジェル状が最適なんだそうです。
ですから、美容業界では「炭酸パックといえばジェルパック」「ジェルパックといえば炭酸パック」という関係性になっています。

容器から出して空気に触れると炭酸は徐々に抜けていきますが、パックのベースとなっているジェル自体はしっかりしているので、拭き取り・洗い流しが必要です。
使用感は、お肌の上で炭酸がはじける刺激があり、多少の痛みを感じる場合もあります。
薬局で手に入る素材を使って手作りすることも可能なので、気軽に試せる点も魅力です。

炭酸パックは、お肌の表面でパチパチはじける刺激に血行を促進する効果があり、お肌にハリを与えます。
さらに、マッサージ効果も期待できるので、むくみの改善につながるのです。
もちろん、ジェルに保湿成分や美肌成分が含まれていれば、その効果も期待できます。
炭酸パックは幅広く活躍できる可能性を秘めたパックといえるでしょう。

6. オイルタイプ

お肌の乾燥を防ぐためには水分が必要ですが、水分だけをお肌に与えても蒸発してしまいます。
そこで、水分を蒸発から守るのが、油分です。

オイルパックは、保湿力が優れているので、乾燥肌の方にオススメできます。

「保湿」と聞くと、オイリー肌の方は「自分には関係のないことだ」と考えるかもしれませんね。
しかし実は、オイリー肌も保湿により改善できる可能性があることをご存じでしょうか?
皮脂が分泌されるのは、お肌を乾燥から守るためです。
ですから、こまめなケアでお肌にうるおいを与えれば、過剰な皮脂の分泌を防げます。

7. スチームタイプ

スチームパックとは、蒸気のチカラでお肌を温めて毛穴を開き、毛穴の汚れを洗い流すパックです。
ですから、毛穴の悩みの解決に特に高い効果を発揮します。
スチームパックを使用した後は、必ず冷水で毛穴を引き締めましょう。
また、皮膚を守る油分まで流してしまうので、化粧水と乳液によるケアをも忘れてはいけません。

スチームパックは、一般的な「パック」のイメージとは違い、蒸気をあびて行います。
自宅でチャレンジする場合には、蒸しタオルをあてて温める方法が最もお手軽です。

蒸しタオルは電子レンジを使うとで簡単に作れます。
フェイスタオルを水に塗らして、普通に絞り、電子レンジで1~2分温めるだけ。
特別意識してかたく絞る必要も、あえて絞り方を緩くする必要もありません。

温める時間は、電子レンジの機種によっても変わってきますので、何度か試して、お好みの温度になる設定時間をみつけましょう。

また、洗面器にお湯をはって、わきあがる湯気をあびるという方法も使えます。
この場合、バスタオルを頭からかぶって洗面器まですっぽりと覆いつくし、蒸気が逃げないようにしましょう。
家庭用スチーマーも販売されていますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?

8. 泡タイプ

製品として「泡パック」が販売されていますが、普段使っている市販の洗顔フォームや石けんを使って自宅で簡単にできることが泡パックの魅力です。

泡タイプは、きめ細かい泡が毛穴の奥まで浸透して汚れを浮かせて落とすので、毛穴の汚れに高い効果を発揮します。
洗顔フォームを泡立てネットでしっかり泡立てて、それをお肌に塗ってしばらく待ってから洗い流します。

とにかく、ふわふわでモコモコのしっかりとした泡を作ることが泡パックのコツです。
そのため、泡立てネットは必須になります。
泡立てネットは100円ショップなどでも簡単に手に入るので、ぜひ一度お試しください。

「しっかりと泡立てるのが面倒」という方は、最初から泡の状態で出てくるムースタイプの洗顔フォームを使いましょう。

また「特に目立つほど毛穴の汚れが気になってはいなかった」という方でも、気にならないレベルの毛穴の汚れまで落とすので「お肌がワントーン明るくなった」という報告もあるのです。

注意する点は、あまり長い時間をかけすぎないこと。
洗顔フォームや石けんといった洗剤成分は、お肌に必要な油分まで落としてしまうので、長くても1分程度に抑えましょう。
泡がお肌に残らないようにしっかりとすすぎをして、最後に化粧水と乳液でいつもどおりの洗顔後ケアも忘れずに!

9. 野菜・フルーツタイプ

ドラマのワンシーンなどでおなじみの、野菜や果物のスライスを直接顔に貼り付けるパックです。
輪切りが最もポピュラーな切り方ですが、ピーラーを使うと薄く使いやすい野菜パックが出来上がります。
お肌に直接貼り付けるほかにも、すり下ろしたものや絞った汁を塗るなど、素材によって使い方を工夫してみてください。

野菜パックの注意点は、それぞれの野菜・果物の成分を知り、目的に合わせた使い方をしないと、効果を得られないばかりか、逆効果となる場合もあるということです。

例えば、りんごは保湿力が高く、乾燥肌の対策に役立ちます。
ビタミンCを多く含むキウイフルーツやイチゴ・じゃがいも・キャベツ・白菜などは、美白効果。
ビタミンAを含むバナナ・トマトやビタミンEを含むアボカドはシミ・シワなどの対策に役立ち、アンチエイジングを目指す女性の味方です。

一方では「パックに使うと逆にシミが濃くなる」という説のある野菜もあります。
皆さんは「野菜をスライスして貼り付けるパック」と聞いて、どんな野菜を最初に思い浮かべるでしょうか?

キュウリを思い浮かべる方も多くいるかと思います。
しかし「キュウリには、お肌を黒くする色素であるメラニンを増加させる作用があり、シミを増やしてしまう」という説があるのです。
自宅にあるもので手軽にできるパックですが、素材選びには慎重にならざるを得ません。

パックの使い方で選ぶ

フェイスパックの種類・選び方

1.シートを使う

シートを使ったパックには、美容液タイプが多いです。
美容液が染み込んだシートが個別包装されているので、袋を開けたらすぐに顔に貼り付けて使いましょう。

また、使用説明に書いてある使用時間は必ず守らなければいけません。
長い時間をかければかけるほど効果が高いと勘違いする方もいるようですが、それは大間違い!
シートが完全に乾ききるまで貼り付けたままにしていると、逆に、シートにお肌の水分を奪われることになるのです。

袋から出して即使えるお手軽さが売りのシートパックですが、事前の準備をしっかりとしておいた方がより高い効果を得られます。

シートパックの効果を高める事前準備とは「しっかり洗顔をすること」「蒸しタオルなどでお肌を温めること」「化粧水で保湿すること」の3点です。

2.ビニールを使う

ビニールとセットで販売されているパックがありますが、通常のパックに自分でビニールをプラスする工夫を重ねることでも、より高い効果が得られます。
通常のビニール袋を切り開いたものでも、食品用ラップでも、とにかく水分を漏らさない性質のものならOK!

クリームパックやシートを使った美容液パックに組み合わせると特に効果的です。
ただし、通気性が悪いので、夏の暑い時期にはクリームや美容液パックにビニールを使うことはあまりオススメはできません。

暑さで汗がにじみ出てしまうと、せっかくの美容成分が浸透しにくくなってしまうのです。
暑い時期には、後述するスチームパックがオススメになります。
ビニールパックをする上で注意しなければいけない点は、長時間継続しすぎないことです。
ビニールを使えば、シートパックの項目で注意点としてあげたように「乾燥しきって水分が奪われる」ということはありません。

しかし、あまりに長時間お肌を覆っていると、皮膚呼吸の妨げになりますし、クリームの成分によってはお肌が負けてしまい、逆に肌荒れの原因にもなるのです。

3.拭き取る

拭き取り式のパックは、クリームタイプ・クレイタイプの製品が多くあります。

美容のためのパックといえど、お肌にとっては異物です。
成分がお肌に残ると肌トラブルを引き起こす可能性もあるため、拭き取りは慎重に行ってください。
タオルやティシュー・コットンなどで拭き取るだけでは成分を拭いきれないと思ったなら、洗い流しましょう。
ただし、洗顔フォームや石けんなどは使わず、水またはぬるま湯でパックの成分を流すのみに留めてください。

4.洗い流す

拭き取り式と同様、クリームタイプやクレイタイプの製品が多いです。
お肌に塗ってしばらく待ってから、水またはぬるま湯でパックを洗い流しましょう。

拭き取り式の項目でも触れましたが、パックを落とす際には洗顔フォームや石けんなどを使ってはいけません。

5.はがす

「ジェルやクリームをお肌に塗って、時間が経過すると固まるので、それをはがす」タイプと「シートに、パックの成分を塗った状態で販売されている」タイプがあります。

毛穴に詰まった汚れを捕まえたまま固まってはがせるので、毛穴の汚れに効果的です。
しかし、お肌に強い負担をかけてしまうリスクもあります。

シートタイプでは、花王の「ビオレ 毛穴すっきりパック」が有名ですね。
ヒット商品が「鼻のみ」という局所的な製品となっているのも、顔全体に使うことがあまりオススメされるパック方法ではないためかもしれませんね。

頻繁に使うべきではありませんが「毛穴の汚れが目立ってきたな」と感じたときには大掃除のつもりで使ってみてはいかがでしょうか?

花王 ビオレ 製品ラインナップ 毛穴すっきりパックの使い方
http://www.kao.co.jp/biore/lineup/keanacare/howto.html

6.塗りっぱなし

市販パック製品の多くが、使用時間を定めています。
想定した使用時間をオーバーしてしまうと、逆効果になる場合があるのです。

しかし、ジェルタイプやクリームタイプの一部の製品には「寝る前に塗って、そのまま朝まで塗りっぱなしでOK」という製品もあります。

とってもラクチンなのでついつい頻繁に利用したくなってしまいますが、このタイプのパックは枕が汚れやすいので注意が必要です。

枕は、顔に直接触れるものですから、常に清潔にしていなければいけません。
枕カバーが汚れているだけでも、ニキビの原因になることもあるのです。
「塗りっぱなしで寝るだけなんてラクチン」と思っても、そのぶん枕カバーのお洗濯の回数が増えてしまうことは避けられません。

たまにはこんなおもしろアイテム

「気合いを入れてフェイスパックを施してスキンケア!」も良いですが、いつも美容のことばかり考えていたら疲れてしまいませんか?

スキンケアのおサボリはいけませんが、真剣に考えすぎるあまり、眉間にシワがよったり口角が下がってしまっては、本末転倒です。
少しだけ気を楽にして、おもしろフェイスパックをチェックしてみましょう。

「一心堂本舗」は、健康を意識した食品、とくに「ごぼう煎(せん)」や「ゆず飴(あめ)」といった製品が有名な企業ですが、一方で、奇抜なデザインのフェイスパックシートを販売していることでも知られています。

パックをしている間は、顔が目元と口元だけをくり抜いた白塗り状態で、あまり人に見られたくはない姿となってしまうものですよね。
しかし、この一心堂本舗のフェイスパックシートは、逆に「パックをしている姿を誰かに見せたい!」と思ってしまうような一品です。

歌舞伎メイク風のデザインや、まるでパーティーグッズの動物マスクのようなデザイン、最近ではアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」をモチーフとしたデザインのパックシートが登場しました。
こんなパックシートがあれば、スキンケアタイムが楽しくなりそうですね。

東京 半蔵門 一心堂本舗
http://isshin-do.co.jp/

ひとくちに「フェイスパック」といっても多彩な製品が登場していることがお分かりいただけたかと思います。
目的によって選ぶパックも変わってきますから「自分のお肌には何が必要なのか」「どんなパックを選べば良いのか」を判断する助けになれば幸いです。

著者:山田直実

WEBライター
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2年程WEBライターの活動してまいりました。ライターになる以前はFLASHゲームを作るお仕事をしておりました。どうぞよろしくお願いいたします。WEBライターとしての経験をいかしてWEBライティング専用のエディターを作って公開しております。こちらのURLからご覧下さいませ。http://writing-san.blog.jp/