なぜスケートがおすすめなのか
冬季オリンピックで最も盛り上がる種目の一つにフィギュアスケートがあります。今回のソチオリンピックでは見事、羽生弓結選手が弱冠19歳にして金メダルを獲得しましたね。そのほかにも浅田真央選手や高橋大輔選手などの素晴らしい演技は世界中に感動を与え、入賞外ながらも特別出演という形でエキシヴィジョンに招待される運びとなりました。
日本はフィギュアスケート強豪国の一つといえるでしょう。そのため、日本でフィギュアスケートを習うと、活躍された日本人の元選手の方が、引退後に全国のリンクでスケートのコーチをしているので、質のいいレッスンが受けられるというメリットがあります。
また、スケートは年中室内のリンクで行いますので、日焼けをしません。雨天に関係なく出来ます。そして、灼熱の太陽がふり注ぐ夏場でも、リンクの室温は年間通して涼しいので快適です。
フィギュアスケートで得られる効果
フィギュアスケートを習うことによって体の軸を意識したバランス感覚が身に付きます。このため、姿勢がよくなるだけでなく、肩の偏りや骨盤のずれなども矯正されてくるので、骨格のずれからくる肩こりや腰痛などが軽減されるという効果が得られます。
また、体がかたかった人も柔軟性が身に付き、体がやわらかくなることで日常生活でも怪我をしにくい体になれます。
老若男女におすすめのスポーツ
フィギュアスケートの基本は体重移動とバランスです。ステップやスピンの時に足を持ち上げることはなく、そのため、持久走やテニスのように自分の体重をかかえて動くようなことはありません。
ですので、体重の軽い重いに関係なく滑ることができます。また、体重の負担が膝や足首などにかかりませんので、お年寄りの方にも無理なくできます。実際にスケート教室の初心者クラスには60代の方もちらほらお見かけします。
フィギュアスケートの基本動作は4つ
フィギュアスケートの基本動作は4つに分けられます。氷から上へ離れて回転する「ジャンプ」、氷に足をつけたまま回転する「スピン」、安全に止まるための「ストップ」、華麗にしなやかに滑るための「ステップ」の4つです。このうち、初心者は簡単なステップと、安全に止まるためのストップから学び始めます。
ストップはスキーのように足をハの字にしてブレーキをかける簡単な止まり方から、左右の足でT字や二の字を作って急停止するものまで色々なバリエーションがあります。
ステップは、初めは氷の上で前向き滑走に慣れることから始めます。そのあと、両足でひょうたんを描くように左右の足を開閉して進んでいく「ひょうたん滑り」、スキーのように左右の足を揃えてジグザグ走行する「スネイク」などを習得したら、同じ動作を今度は後ろ向きに滑走することを学びます。
慣れてくると、これらの動作が片足でできるようになります。だんだん片足でもバランスがとれるようになると上半身も振付けしてみて、自分の好きな曲に合わせて踊りたくなるようになります。
慣れてくると、プロの演技ももっと楽しく鑑賞できます
フィギュアスケートを習っていくうちに、ジャンプの種類なども知るようになります。よくオリンピックで「トリプルアクセル」や「ダブルトゥーループ」「サルコウジャンプ」など解説の人が口にしていますが、これらのジャンプの違いや難易度が分かるようになると、フィギュアスケートを鑑賞するのも、よりいっそう楽しくなります。
どこで習えるの?
日本には全国にスケートリンクがあります。スケートリンクにはたいてい、スケート教室という形でグループレッスンを設けていることが多いですので、リンクに直接問い合わせてみましょう。
教室で先生との相性を見てみて、この先生にもっと習いたいな、と思えるようならば、個人指導のお願いを申し出てみるのもありです。
値段はリンクによって様々ですので、最寄りのリンクへ問い合わせて下さい。初めは氷の上でこごえるチワワのような歩き方しか出来なかった人も、先生について習っていけば、しなやかな滑りが出来るようになりますよ。
ただし、フィギュアスケートのレッスン料は決して安いとはいえません。
教室によっても異なりますが、月5,000~10,000円以上
フィギュアスケート靴も7,000~円 と、これぐらいの出費は念頭においておいたほうがいいでしょう。