不眠症解消に役立つ!?安眠グッズの使いどころ
不眠症とまではいかなくても、人には眠れない夜が来ることが長い人生の内に何度もあるものです。
眠らなければならない時に眠れないのは辛いもので、本当の不眠症を発症してしまったり、昼間に取り返しのつかないミスを起こしてしまうかもしれません。
そうならないためにも、眠れない夜でも眠る努力をしなければなりません。
眠る努力の助けになるのが各種安眠グッズなのです。
光とリズムで眠りを誘う睡眠導入マシン
眠りにつきやすい環境というと「光が一筋も入らない真っ暗で静かな部屋」というイメージがありますが、実際は完全に真っ暗な部屋だと逆に気持ちが落ち着かなくなって眠れなくなるものです。睡眠に適した部屋の明るさは20~30ルクス程度がちょうどいいようです。
この眠りに最適の明るさを提供し、心を落ち着かせてくれるのが睡眠導入マシンです。
睡眠導入マシンは、心を落ち着かせる振動のリズムと適度な照明を出力するもので、リズムと暖色系の光に意識を向けている内に自然と神経がリラックスして眠りに付きやすくなるという仕組みです。
睡眠導入マシンの多くは携帯にも便利な目覚まし時計程度の大きさなので、旅行に持っていってもいいでしょう。
眠気を促す自然音CD
人間の脳は単調な刺激を受け続けると自然に眠気を感じるようになるものです。そして、波が寄せては返す音・静かな森に風が吹き抜ける音といった自然の音を聴いていると自然にリラックスできるのです。
雨が降っている夜に気が付いたら寝ていることがあるのは、自然音である雨音によって単調な刺激が発生しているためなのです。
眠るために雨が降るのを待つのは非効率的なので、自然音を収録したCDを使って眠りに最適な環境を作って安眠を促すようにします。
CD屋には「環境音楽」などのカテゴリーで、自然音を収録したCDが扱われています。
音量は聞こえるか聞こえないかくらいに絞っておき、スピーカーで流すようにしましょう。
外の騒音をシャットアウトする耳栓
幹線道路や線路沿いに住んでいる人にとって、外からの騒音は眠りを妨げる大きな要因となってしまいます。
列車や自動車の走行音は意外に大きく聞こえるもので、走行音に慣れていても突然鳴り響く汽笛やクラクションで目を覚ますことだってあるものです。
一般には騒音レベルが40デシベル以下でないと眠りに入りにくいといわれています。
さすがに眠るために鉄道を運休させたり道路を通行止めにしたりすることはできないので、耳栓で音をシャットアウトするのが最善策となります。
耳栓は今や100円ショップでも売られていますが、遮断できる騒音のレベルが高くないと役に立たないので、本格的な耳栓を探すとよいでしょう。
出来れば耳の穴に入れる耳栓と、耳に被せるイヤーマフ両方揃えておきたいものです。
不眠に効くアロマテラピーを安全に行う
すっかり定着したアロマテラピーは、花や植物などの自然のものから抽出したエッセンシャルオイル(精油)を気化させて立つ香りで心を鎮めることを目的としています。
あまり派手な匂いだと逆に神経が高ぶってしまいますが、優しいフローラル系の香りはリラックス効果が高く入眠を促してくれます。
しかし、アロマテラピーの弱点はオイルを気化しやすい温度にするために火を使う事があるという事。寝ている時に火の気があるのは大変危険なものです。
不眠症対策にアロマテラピーを利用するのなら、火を使わずにオイルを気化するアロマ用ディフューザーを導入するのが一番です。
アロマ用ディフューザーは、電気でオイルを温める機能と気化したオイルと水蒸気を噴霧する機能が備わっていて、火事になる心配がありません。
電気代の負担が増えるのが玉にキズですが、火事とは無縁にアロマを楽しめるというメリットを考えれば苦にならないといえます。