【今の時代はこれで決まり】自然の涼を取り入れる緑のカーテン|トピックスファロー

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2012年8月15日
【今の時代はこれで決まり】自然の涼を取り入れる緑のカーテン

玄関先や窓辺に生い茂る葉。夏を快適に過ごす方法として注目を浴びているグリーンカーテン。多くの家庭で取り入れられています。なぜ、グリーンカーテンが暑さ対策になるのでしょうか?またどんな植物がふさわしいのでしょうか?

WEBライター
  

緑のカーテンはエコにも対応した素晴らしい節約術

夏に街を歩いていると、植物を這わせた家をよく見かけます。
『家庭菜園かな?』と思っても置いている場所は玄関や窓のみ…。
不思議な感じがしてもこれは意図的にしているもので、 最近注目されている『グリーンカーテン』というものです。

最近、多くの方がグリーンカーテンを行なっています。
環境問題への配慮や節電が求められている世の中で、涼しく快適に生活できる手段として脚光をあびています。

光熱費の高騰による生活苦が懸念される中、電力に頼ることなく“涼”を求められ、且つ癒しを経験できるとあり非常に多くの家庭が取り入れています。
エコと節約を見事に果たせる“術(すべ)”ではないでしょうか。

グリーンカーテンが人気の理由

グリーンカーテンが注目されている理由はその効果ではないでしょうか。
植物のもつ特徴が、暑い夏を乗り切る助けになっているのでしょう。

気化熱により気温の上昇を防ぐ

植物ですので水分を多く保っています。
その水分は根から吸い上げられ葉を通して発散されていきます。
この時に気化熱が発生し気温の上昇が穏やかになります。
緑の隙間を通って入ってくる風は、蒸発されている水分の中を通りますので自然の涼しさを届けてくれます。
家の中の気温も極度に上昇する事もなく快適に生活できます。

直射日光が入りにくい

葉が生い茂るとその分、直射日光を遮断してくれます。
所々から入ってくる木漏れ日はむしろ心地よく感じるかもしれません。
直射日光により室温が急上昇するという事を防いでくれます。
また、照り返しによる熱も植物が遮断してくれるので、室内の温度も上がりにくくなります。

副産物を楽しめる

グリーンカーテンを行なっている家庭では、実や花がつくものを用いている所も少なくありません。 花であれば涼を感じるとともに見て楽しむ事ができます。
心からも癒されるのではないでしょうか。
実であればしっかりと成長させ、頃合いを見て食べる事ができます。
節約にもなり一石二鳥です。

涼しいだけじゃなく、+αも楽しめる植物

ここではグリーンカーテンにふさわしい植物を紹介します。
基本的にツルを持っている多年草が妥当ですが、その中でもおススメの植物を紹介します。
しかも、涼しいだけではなく、+αをしてくれるものです。

見て楽しみたい人向け

フウセンカズラ

手間がかからなく非常に作りやすい植物です。
小さい風船の様なこぶりの実をつけるため、とても可愛い印象を持てます。
観賞用として最高の植物ですが、全体的に小さ目なので、他の植物と混合して使用する事をおススメします。実は食べられません。

アサガオ・西洋アサガオ・ヨルガオ

小学生の頃に育てた経験があると思います。
比較的簡単に育つとあって、グリーンカーテン初心者にはおススメです。
また、夏の風物詩として広く受け入れられているため親しみやすいかも知れません。
ただ、午前中にしか花を咲かせないので、その刹那を感じたい人や午前中だけでも良いと思う人向けです。

西洋アサガオは花を咲かせている時間が長いタイプです。
夕方くらいまで咲いていますので、アサガオと混合するなら午前中から夕方にかけて鑑賞する事ができます。

夜になっても花を楽しみたい人はヨルガオを植えてみてはどうでしょうか。
夕方から花を咲かせますので、どこか幻想的な雰囲気を感じられるかもしれません。
組み合わせ次第でグリーンカーテンは色んな顔を見せてくれます。

ノアサガオ(琉球アサガオ)

名前からわかるように琉球(沖縄)に自生する花です。
沖縄だけでなく熱帯などの暑い地方にも自生しているので、暑さに強く、頑丈です。
開花する期間も長いため残暑の厳しい時期でも鑑賞する事ができます。
花の色も“オーシャンブルー”という鮮やかな青紫なので、色の持つ効果としてクールなイメージを感じやすいです。

食べられるものがいい人向け

ゴーヤ

グリーンカーテンで一番人気の植物です。
沖縄が有名なように熱い所で育つ植物です。
炒めもの等で重宝できる食材です。夏バテ防止や食欲増進にもなります。
苦味が苦手な人にはゴーヤより苦味が少ない白ゴーヤというものもあります。

オカワカメ

オカワカメもグリーンカーテンで人気の植物です。
名前にワカメと入っているように食用です。
茹でるとワカメのような触感を楽しめます。
栄養価も高く夏場にはちょうど良い植物でしょう。 また害虫にも強いため栽培もお手軽です。

ミニトマト

ミニトマトは比較的栽培しやすいです。
実もたくさんつけますので、収穫は楽しくなりそうです。
ただし、ミニなので、遮光に限界があるかもしれません。
他の植物と混合で植えられる事をおススメします。

自然薯(じねんじょ)

珍しいもので自然薯はいかがでしょうか。
ツルの伸びがよくどんどん成長します。実も成長します。
夏の暑い時期をグリーンカーテンとして使用し、秋頃には成長した自然薯を食べることができます。栄養価も高い健康植物です。

メロン・スイカ

最近ではグリーンカーテンにメロンやスイカを用いる事は珍しくありません。
水耕栽培にするなど手間をかける必要がありますが、その分収穫の際の喜びはひとしお。
夏の暑い時期にピッタリの植物でしょう。

※これら以外でもグリーンカーテンにふさわしいものはたくさんあります。

グリーンカーテンは今の時代にうってつけの見事な節約術

グリーンカーテンについて、色々と知る事ができました。

節電が騒がれ、光熱費の高騰が生活にのしかかろうとしています。
その中でどうやって快適な生活を送らなければいけないのか露頭に迷うかもしれません。

そんな中、グリーンカーテンは今の時代には、最適なのではないでしょうか。
植物の持つ作用を利用して自然の涼を満喫でき“+α”も期待できます。
これからもグリーンカーテンの需要は伸びるかも知れません。

節約を見事に可能にしたグリーンカーテンを取り入れてみてはどうですか?

著者:塩屋 謙

WEBライター
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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。