英語力を身に付け就活に活かす!英語資格「GTEC」試験内容まとめ|トピックスファロー

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2013年6月10日
英語力を身に付け就活に活かす!英語資格「GTEC」試験内容まとめ

英語力と一言で言っても、リスニングやスピーキングなど、英語に関する能力は様々あり、人それぞれに得意・不得意があります。GTECはそれぞれのスキルの実力がわかる、英語能力を測るのに便利な資格です。苦手な英語スキルを磨いて、就活・キャリアアップに役立てましょう。

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英語力を磨くのに最適な資格!

GTECとは通信教育や出版事業を行う「ベネッセコーポレーション」と、ベネッセの子会社である英語学校「Berlitz」が作成した英語検定です。
主にビジネスマン個人や、企業が団体で受験しています。また、学生向けのGTECもあるので、学生の方達も受験している資格です。
ここでは、GTECとはどのような資格なのか、どのような問題が出題されるのか、紹介します。

受験概要

GTECはTOEICなどと同じく、ビジネスの英語力を測るための資格です。
GTECには受験資格に関する制限がないので、誰でも受験することができます。また、試験日が定められていなく、申し込み時に好きな時間を予約できる特徴があります。

試験概要
受験資格 制限なし
試験日程 随時
受験料 12,600円(個人)
9,450円(企業・団体)
申し込み インターネット:お問い合わせフォーム – GTEC
電話:03-5320-1302
試験内容
リスニング 27問 13分 250点
リーディング 25問 23分
ライティング 3問 26分
スピーキング 4問 12分
合計 75問 約80分 1000点満点
評価レベル
800~1000点 プロフェッショナルレベル 英語での交渉やプレゼンテーションなど、どんな業務も英語でこなすことが可能。
650~800点 海外赴任可能レベル 日常生活や担当業務など問題なくこなせる英語力を持つ。
550~650点 海外出張可能レベル 海外出張や、海外での担当業務を行えるレベル。
350~550点 海外旅行可能レベル 個人的な旅行においてコミュニケーションを取ることが可能。
0~350点 初心者レベル 限られた状況なら部分的に理解できる、初心者のレベル。

また、GTECでは総合点と合わせ、「リスニング」「リーディング」「ライティング」「スピーキング」の4つの能力についても、能力別でスコアを評価してくれます。
参考:目標設定 – GTEC

GTECのメリット

GTECは英検などよりも知名度は低いですが、英語の総合能力から、各スキルのレベルまで判定してくれるため、あなた自身の英語力の指標となります。
また、各スキルで点数が評価されるので、職種や役職に応じて目標値を設定することが可能です。このように、英語力を評価しやすいというのが、GTECのメリットです。

GTECのもう1つのメリットは、手軽に受験できるところです。受験資格や試験日程が定められておらず、申し込みがあり次第受験するという形になっております。また、GTECは問題数75問、時間は80分と、TOEICやIELTSと言った上級英語試験に比べ、余り時間がかからない試験です。その手軽さも、人によってはメリットにもなるのではないでしょうか。

GTECの問題

GTECはPCを使ったテストになりますので、通常の英語テストとは変わった形式となっています。その形式に慣れることが大切です。
公式サイトにはサンプル問題が用意されているので、どのような問題がでるか確認しておきましょう。
参考:出題内容・サンプル問題 – GTEC

リスニング

音声を聞いて問題に答えていきます。音量が小さい場合もあるようなので、注意が必要です。

Part A

カラー写真を見て、4択問題に答えていきます。TOEICと同様かそれより少し難しいくらいです。また、GTEC全体に言えることですが、時間が短く、素早く答える必要があります。
場合によっては、すく選択できるものは、読み上げないうちに進んだ方がよいかもしれません。

Part B

読み上げる問いに対して正しい答えを選んでいく問題です。質問文が結構長いので、聞いているうちに質問文を忘れない様注意しましょう。

Part C

会話文を1つ聞いた後、問題に1問答えます。問題の難易度はTOEICで出てくる問題と同レベルでしょうが、やはり時間の問題があります。Part別の時間だけでなく、全体の時間にも気を付けないといけません。
音声を聴きながら、問題に目を通すような技術が必要かもしれません。

リーディング

長文を読み、内容に会った項目にチェックを入れて答えていきます。

Part A

長文の中に空白があるので、そこに当てはまる単語を入れます。
問題もそうですが、12問を8分で解いていかなくてはいけないので、時間との戦いになる可能性があります。

Part B

150語程度の英語の長文を読んだ後に、問題を1問解きます。7問7分なので、1問1分以内に解かなくてはいけないので、こちらも時間との勝負になります。メール分野広告文など、TOEICの出題形式とはだいぶ違うようで、内容は論文調の文章が多いそうです。

Part C

350語程度の英語の長文と3問の問題が表示されるので、それを解きます。専門的な内容の文章が出てきます。
3問で9分ですが、高難易度なのでしっかり読み込む必要があります。普段から長文を読み進める練習をしておきましょう。

ライティング

ライティングというと「書く」というイメージでしょうが、このテストでは所定の枠内にタイピングをして答えます。

Part A

問題文と、いくつかの条件が表示されるので、それに見合った英文を書いていきます。
例えば張り紙や、電話のメモなどを書いていきます。

Part B

「Part A」と同じく、問題文といくつかの条件が表示されるので、それに合ったEメール定型文を作成します。

Part C

図や写真をみてレポートを作成する問題です。サンプル問題ではグラフですが、レジメなど様々なパターンがあるようです。
時間は14分ですが、難易度が高めで対策が必要なパートになりそうです。

スピーキング

指定された短文や映像、画像を見て、それに合った英文を録音していきます。

Part A

発音さえあっていれば意味が解らなくても大丈夫な問題です。一息で言おうとせず、1回は息継ぎをしましょう。

Part B

動画内の相手の言葉を聞いて、指示された内容の返答をします。映像内で喋っている人に対して話しかけます。

Part C

9コマの漫画を見て、その漫画の説明を録音します。
大変なのは、解答時間が1分という事。1狛1コマ具体多岐に話していると、半分程度で時間切れをしてしまう場合もあります。

Part D

「Part C」のように図や写真を見ながら、テーマに関するプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションと言っても、会議などで行われるようなプレゼンではなく、画面の人に対して説明を行う問題です。
1問5分と「Part C」よりも時間が長いので、ある程度余裕はあると思います。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。