人気の国家資格・高年収「不動産鑑定士」を取得しよう!|トピックスファロー

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2014年2月10日
人気の国家資格・高年収「不動産鑑定士」を取得しよう!

サラリーマンの年収が300~400万円と言われる現在、年収600万円を超えるとされる「不動産鑑定士」は、大変魅力的な資格です。大企業で働くことが出来れば、年収一千万円を超えることも…。高年収を目指すため、「不動産鑑定士」の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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仕事としての不動産鑑定士

土地というのは時間の経過や環境の変化によって変わってきます。また、不動産というのは税金や金融など、様々な影響があります。
それらを全て考慮し、公平な立場で適正な地価を鑑定するのが、不動産鑑定士の仕事です。
不動産鑑定士は、固定資産税標準宅地の評価や公共用地の取得、不動産に関するコンサルティングなど、公共団体から民間まで、様々な分野で仕事をします。

主な仕事

公共団体・公的機関からの業務

  • 地価公示法に基づく標準地の鑑定
  • 相続税課税のための路線価の評価
  • 競売事務における評価
  • 国有財産法に基づく国有財産の評価 など

民間団体・個人からの業務

  • 売買の参考のための鑑定
  • 株式会社へ不動産を現物出資する際の鑑定
  • 抵当権設定のための鑑定
  • 会社合併時の資産評価 など

不動産鑑定士の平均年収は、平成20年度は716万円、平成22年度は623万と発表されています。サラリーマンの年収が300~400万円と考えると、かなり高額の年収です。
不動産鑑定士は様々な企業で働きますが、これが大企業にもなると、1000万円以上稼ぐことも可能です。

資格としての不動産鑑定士

このように不動産鑑定士は高年収なため、不動産鑑定士の資格は人気資格の1つとされ、弁護士、公認会計士と共に「三大国家資格」とも呼ばれています。
こちらでは、不動産鑑定士の資格を取得するための情報をご紹介します。

なお、不動産鑑定士は国土交通省が主催していますので、問い合わせなどは国土交通省へ連絡しましょう。

国家試験のご案内 – 国土交通省

試験内容

試験形式は、マークシートで答える「短答式試験」と、短答式試験に合格した者及び免除者のみが薦める「論文式試験」の2種類行います。

短答式試験

短答式試験は「不動産鑑定・評価理論」や、土地基本法・不動産鑑定評価に関する法律などの「不動産の行政法規」に関する問題が各40問、各120分、配点100点出題されます。

論文式試験

民法、経済学、会計学、不動産鑑定評価に関する理論について、3日間にわたってテストを行っていきます。問題数は民法、経済学、会計学、不動産鑑定評価に関する理論(論文問題)が、出題数各2問、各120分、配点100点。不動産鑑定評価に関する理論(演習問題)が1問、120分、100点となっています。

合格率

合格率は2012年度の発表では、短答式試験が30.8%、論文式試験が11.4%となっています。
試験合格となる論文式試験は、毎年10%と、かなりの難関試験となっています。

年度 試験形式 合格者 合格率
2012年 短答式 616/2003人 30.8%
論文式 104/910人 11.4%
2011年 短答式 601/2171人 27.7%
論文式 117/1038人 11.3%
2010年 短答式 705/2600人 27.1%
豚文式 106/1130人 9.4%

実務修習

不動産鑑定士の試験を越したからと言って、すぐに不動産鑑定士として仕事が出来るわけではありません。
試験の合格者は、不動産鑑定士として登録するための研修「実務修習」を修了しなくてはいけません。
実務修習期間は1年、2年、3年(実地演習の期間による)のコースから選べます。内容は「抗議」「基本演習」「実地演習」の3つになります。

講習

不動産の評価や官邸に関する業務について、基礎となる知識を習得するための講義です。前期3日間、後期3日間の合計6日間の講習を受けます。机上演習や、確認テストもありです。

基本演習

鑑定報告書の作成するための手順を修習生自らが作成することで、基本的な業務を身に付けるための講義です。第1段階、第2段階があり、各2日、計4日間行います。

実地演習

不動産の鑑定・評価に関する業務を実地で行い、実践を通じて鑑定・評価技術を身に付けるための講義です。場所は不動産鑑定事務所や、指定の大学機関で学びます。

参考:実地演習実施機関及び指導者等の一覧

修了考査

3つの単元を修得すると、修了考査を受けます。問題は筆記論文式と口頭試問の2つ。論文は800~1000文字の小論文を作成、口頭試問は実務演習で作成した鑑定評価報告書から、20分程度の質問を行われます。
不動産鑑定士になるためのテストですが、平成24年度は合格率89.3%と、全体的に高い合格率ですので、緊張せずリラックスして受験しましょう。

著者:佐久間和夫

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