滑りにくい冬靴は冬の北海道旅行の必需品
北海道では、まるで衣替えするかのように、雪が降るシーズンになると夏用の靴から冬用の靴にチェンジします。冬用の靴は一般的に冬靴と呼ばれていて、温かくて滑りにくいのが特徴です。
滑りにくい冬靴とは?
冬靴が滑りにくいのは、特殊な靴底を使っているためで、主に、深い溝があるものや、先のとがったピンや金具がついているもの、靴底に滑り止め材が配合されているもの、ゴム製で柔軟性があるものの、4つのタイプに分けられます。
冬靴は、雪のシーズンであれば、北海道のほとんどの靴店で買うことができるのです。
わざわざ冬靴を買わなくてもできる防滑対策
雪の多い地域に住んでいるならまだしも、一度の北海道旅行のために、わざわざ冬靴を1足買うのはもったいないという人におすすめなのが、手持ちの防寒靴を滑りにくくする、防滑対策です。
普段、歩きなれた靴の方が、不慣れな道を歩きやすいかもしれませんよね。
防滑対策1~滑り止め用品
一番簡単な防滑対策として上げられるのが、脱着が可能な滑り止め用品です。
スパイクがついた滑り止めを、手持ちの靴に装着するだけで、滑りにくい冬靴に早変わり。
だたし、カーペットの上では金属のスパイクが引っかかって歩きにくいほか、お店などの建物の濡れた床では逆に滑りやすいため、注意が必要です。
防滑対策2~靴底の張替え
北海道のたいていの靴の修理専門店では、冬用の靴底に張り替えることができます。
従来からあるゴム製の靴底や、滑り止め材が配合された新しい素材の靴底などに、短時間で修理することが可能です。
旅行の際、駅や駅前の店舗を検索しておいて、到着後、お店に直行して修理してもらっても、十分間に合います。
北海道の雪道の歩き方
気温の低い北海道では、一口に雪道といっても、その日の気温や歩行者の数によって、道のコンディションは全く異なります。長年、北海道に住んでいる人でも、転んで骨折などの大けがをするほど、雪道は危険なため、旅行者はなおさら注意が必要です。
雪道ではなくスケートリンクと思え!
積もった雪の上を、車や人が通ることで、路面が固くなることを圧雪といいます。
昼間に気温が上がることで表面が溶けた圧雪路面は、夕方になって急激に気温が下がると、路面が凍った氷の状態になります。さらに、車のスタットレスタイヤや、歩行者が歩くことによって、表面が磨かれて、スケートリンクのようなツルツル路面になるのです。
ツルツル路面の歩き方
スケートリンクのような路面を、普通の歩き方で歩いていたら、転んでしまうのは当然ですよね。
ツルツル路面の歩き方をマスターして、せっかくの北海道旅行を楽しいものにしましょう。
歩き方のポイント1
小さな歩幅で歩きましょう。
歩幅を大きくすると、脚を高く上げることになるため、着地の際に滑ってしまいます。
歩き方のポイント2
足の裏全体を使って歩きましょう。
いきなりかかとから着地すると、後ろにすってんコロリンなんてことになりかねません。
ツルツル路面では、ペンギンのようなスリ足を意識すると、上手に歩くことができます。
歩き方のポイント3
無理をして、急いで歩かないことが大切です。
あわてて歩くと、足元が不安定になるので転びやすく、また、転んだ時の衝撃が大きいことから、ケガにつながるケースが多いため、ゆっくり歩くことを心がけましょう。
こんな場所は注意!
歩行者が通る道は、場所によって滑りやすくなっているので、滑りやすい場所を覚えておくと便利です。
横断歩道
滑りやすい場所の筆頭に上げられるのが、横断歩道。
車や大勢の歩行者が通る場所なので、ほかの場所に比べて、特に滑りやすくなっています。また、車道と歩道の境には、段差や傾斜がついている場合が多いため、車道に出る最初の一歩は、注意を払う必要があります。
車の出入り口になっている歩道
駐車場やガソリンスタンドなどがあって、車の出入りに使われている歩道も、ツルツル路面になりやすい場所です。さらに、このような場所ではほとんど、歩道から車道に向かって傾斜があるため、滑りやすくなっています。
お店などの建物の入り口
意外と見落としなのが、雪のないお店などの床。
雪道を歩いている時に、靴の底に付いた雪や氷が、タイル張りなどの床を滑りやすくするのです。また、人の出入りによって床が濡れている場合は、さらに滑りやすくなっているため注意が必要です。
雪道からお店などに入る際は、靴の底の雪を十分に落とすように心がけましょう。