冬の北海道旅行の前に知っておくべき【転ばない雪道の歩き方】|トピックスファロー

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2012年10月26日
冬の北海道旅行の前に知っておくべき【転ばない雪道の歩き方】

気温が低い時期の北海道では、雪の少ない地方では考えられないような路面のコンディションになるため、旅行者にとっては、歩くだけでも一苦労。ここでは、そんな北海道の雪道を、安全に歩くためのコツをお教えします。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

滑りにくい冬靴は冬の北海道旅行の必需品

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北海道では、まるで衣替えするかのように、雪が降るシーズンになると夏用の靴から冬用の靴にチェンジします。冬用の靴は一般的に冬靴と呼ばれていて、温かくて滑りにくいのが特徴です。

滑りにくい冬靴とは?

冬靴が滑りにくいのは、特殊な靴底を使っているためで、主に、深い溝があるものや、先のとがったピンや金具がついているもの、靴底に滑り止め材が配合されているもの、ゴム製で柔軟性があるものの、4つのタイプに分けられます。
冬靴は、雪のシーズンであれば、北海道のほとんどの靴店で買うことができるのです。

わざわざ冬靴を買わなくてもできる防滑対策

雪の多い地域に住んでいるならまだしも、一度の北海道旅行のために、わざわざ冬靴を1足買うのはもったいないという人におすすめなのが、手持ちの防寒靴を滑りにくくする、防滑対策です。
普段、歩きなれた靴の方が、不慣れな道を歩きやすいかもしれませんよね。

防滑対策1~滑り止め用品

一番簡単な防滑対策として上げられるのが、脱着が可能な滑り止め用品です。

スパイクがついた滑り止めを、手持ちの靴に装着するだけで、滑りにくい冬靴に早変わり。
だたし、カーペットの上では金属のスパイクが引っかかって歩きにくいほか、お店などの建物の濡れた床では逆に滑りやすいため、注意が必要です。

防滑対策2~靴底の張替え

北海道のたいていの靴の修理専門店では、冬用の靴底に張り替えることができます
従来からあるゴム製の靴底や、滑り止め材が配合された新しい素材の靴底などに、短時間で修理することが可能です。
旅行の際、駅や駅前の店舗を検索しておいて、到着後、お店に直行して修理してもらっても、十分間に合います

北海道の雪道の歩き方

雪道

気温の低い北海道では、一口に雪道といっても、その日の気温や歩行者の数によって、道のコンディションは全く異なります。長年、北海道に住んでいる人でも、転んで骨折などの大けがをするほど、雪道は危険なため、旅行者はなおさら注意が必要です。

雪道ではなくスケートリンクと思え!

積もった雪の上を、車や人が通ることで、路面が固くなることを圧雪といいます
昼間に気温が上がることで表面が溶けた圧雪路面は、夕方になって急激に気温が下がると、路面が凍った氷の状態になります。さらに、車のスタットレスタイヤや、歩行者が歩くことによって、表面が磨かれて、スケートリンクのようなツルツル路面になるのです。

ツルツル路面の歩き方

スケートリンクのような路面を、普通の歩き方で歩いていたら、転んでしまうのは当然ですよね。
ツルツル路面の歩き方をマスターして、せっかくの北海道旅行を楽しいものにしましょう。

歩き方のポイント1

小さな歩幅で歩きましょう。
歩幅を大きくすると、脚を高く上げることになるため、着地の際に滑ってしまいます。

歩き方のポイント2

足の裏全体を使って歩きましょう。
いきなりかかとから着地すると、後ろにすってんコロリンなんてことになりかねません。
ツルツル路面では、ペンギンのようなスリ足を意識すると、上手に歩くことができます。

歩き方のポイント3

無理をして、急いで歩かないことが大切です。
あわてて歩くと、足元が不安定になるので転びやすく、また、転んだ時の衝撃が大きいことから、ケガにつながるケースが多いため、ゆっくり歩くことを心がけましょう。

こんな場所は注意!

歩行者が通る道は、場所によって滑りやすくなっているので、滑りやすい場所を覚えておくと便利です。

横断歩道

滑りやすい場所の筆頭に上げられるのが、横断歩道
車や大勢の歩行者が通る場所なので、ほかの場所に比べて、特に滑りやすくなっています。また、車道と歩道の境には、段差や傾斜がついている場合が多いため、車道に出る最初の一歩は、注意を払う必要があります。

車の出入り口になっている歩道

駐車場やガソリンスタンドなどがあって、車の出入りに使われている歩道も、ツルツル路面になりやすい場所です。さらに、このような場所ではほとんど、歩道から車道に向かって傾斜があるため、滑りやすくなっています。

お店などの建物の入り口

意外と見落としなのが、雪のないお店などの床。
雪道を歩いている時に、靴の底に付いた雪や氷が、タイル張りなどの床を滑りやすくするのです。また、人の出入りによって床が濡れている場合は、さらに滑りやすくなっているため注意が必要です。
雪道からお店などに入る際は、靴の底の雪を十分に落とすように心がけましょう。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。