就職先が決まらない理由を考えてみる
徐々に求人数も増えてきて、景気回復の兆しが見られるとはいえ、まだまだ若い世代の就職は厳しいものがあります。
文部科学省の『平成24年度学校基本調査』によると、大学を卒業した人で“進学・就職ともにしていない”のは8万6,566人、非正規雇用やバイトなど“不安定な職業に就いている人”は卒業生全体の22.9%にもなっているんだとか。
何十社も受けたけれど、一つも内定をもらえずに自信喪失している人も少なくないでしょう。『下手な鉄砲も数打てば当たる』的な考えもあると思いますが、この際どこでも良いからとただ闇雲に就職活動していたのでは、なかなか決まりません。
いくら頑張って就職活動しても、内定をもらえないのは、希望の仕事をするために必要なスキルが十分に身に付いていないのかもしれません。
あるいは電話やメール応対など基本的なビジネスマナーができていないのかも…。就活がうまくいかない理由を自分なりに考えてみてください。そうすれば、まず何をすべきかが分かってくるはずです。
求職者には職業訓練校がオススメ!
国や地方自治体には様々な就職支援機関があり、講座なども開かれています。受講者も年々増えています。その中で就職に比較的つながりやすいのが、国がサポートしている職業訓練校です。
土木、IT系の技術、機械系、電気、介護、住居、事務など様々な分野の中から希望の分野を選び、専門知識・技術を身に付けます。また、就職訓練校で技術を習得するためにかかる費用は、テキスト代のみ。受講料は無料です。
グループワークは重要!
職業訓練校では多くの場合、希望科目の講習に入る前に、グループワークで次のようなことを学びます。
- 敬語の使い方
- お辞儀の仕方
- 名刺交換の仕方
こうしてビジネスシーンで欠かせないマナーやコミュニケーション学習をします。コミュニケーションが苦手で、面接がうまくいかない人も多いため、そういった場合にはこのようなグループワークが効果的。
クラスメイトとも少しずつ打ち解けていき、次第に緊張することなくできるようになるでしょう。
ビジネスマナーやコミュニケーション学習の成果は、履歴書や職務経歴書などを書く際にも表れます。
自己分析にも役立つので、あまり悩まずに書くことができるようになりますよ。
職業訓練校を探すには?
就職活動、または希望の仕事に就くためには、必要なスキルを習得して磨くことが大切です。
そこで、自分が学びたい分野の講座(学科)がある職業訓練校を見つけることが肝心。
中には、自分がどういった知識や技術を生かして働きたいのか、はっきり分からない人もいるでしょう。
まずは近くのハローワークやジョブカフェに行き、相談してみることをオススメします。
ハローワークやジョブカフェでは職業訓練校の紹介も受けられるので、新たな就職活動の第一歩として、ぜひ足を運んでみてくださいね。