交通事故でPTSDに!?相応の損害賠償額を得る方法|トピックスファロー

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2012年12月19日
交通事故でPTSDに!?相応の損害賠償額を得る方法

交通事故に遭いPTSDを発症すると、突然のフラッシュバックなど様々な辛い症状が表れます。立派な後遺障害ですから損害賠償の請求が可能ですが、希望額を得るには立ちはだかる数々の難題クリアが必要です。しかし途中で諦めては加害者の思うつぼですから、優秀な弁護士に相談するなどして最後まで戦いましょう。

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PTSDは交通事故などが発症のきっかけとなる

命に関わるようなショッキングな出来事を体験した場合、PTSDを発症することがあります。
PTSDは日本語では心的外傷後ストレス障害といい、一般的にはトラウマと呼ばれることの多い障害です。発症のきっかけは戦争や自然災害、交通事故など様々ですが、いずれの場合も心に受けた深い傷が元となっています。
以下の3症状に該当し、これらが1ヶ月以上続いている場合はPTSDと診断されます。

  • 情緒不安定、不眠症や神経過敏などの過覚醒症状
  • PTSDの原因やそれを想起させる事物を極端に避ける
  • 唐突に当時の恐怖体験を思い出すフラッシュバック

後遺障害等級の14級の扱いになる場合が多い

信号無視の車にはねられたなど、PTSDの原因が交通事故だった場合、加害者に相応の償いをさせたいというのが被害者の心情というもの。相応の償いとはつまりお金のことです。理不尽な目に逢い日常生活を送ることが困難になったわけですから、当然のことと言えます。

交通事故によるPTSDは後遺障害として認められています。
ですから損害賠償を請求することが可能です。しかし被害者の今後の生活の支えとなるような大きな金額が期待できるかというと、残念ながら答えはノーです。

なぜならPTSDは、後遺障害等級の一番下級にあたる14級の扱いになる場合が多いためです。

損害賠償金額はあらかじめ決められている

後遺障害等級とは、平たく言えば後遺障害のレベルを表すもののこと。
等級は14~1級まであり、数字が小さいほど障害が重いという解釈になります。

それぞれの金額は、自賠責基準や任意保険基準・弁護士基準によって決められており、14級の場合は以下の通りになります。(どの基準が適用となるかはケース・バイ・ケースです)

  • 自賠責基準……32万円
  • 任意保険基準……32万~90万円
  • 弁護士基準……90万~120万円

※自賠責基準とは、自動車損害賠償保障法に基づいた基準のこと。

安くてもお金が支払われるだけマシ!?

こうして見てみると、かなり安いですよね。弁護士基準でも最高額はたったの120万円です。
おそらく割に合わない、納得できないと感じる方がほとんどでしょう。事故により受けた身体的苦痛やPTSDがもたらす症状の辛さは計り知れないですから、無理からぬことです。

しかし実は、要求が通ってお金が支払われるだけ「かなりマシなほう」なのです。
そちら側に落ち度があると難癖をつけられる、過剰請求だと責められる、保険会社に支払いを拒まれるなどして、望む金額を手にできない場合も決して珍しくありません。

更には因果関係の証明も想像以上に大変で、後遺障害等級認定の対象にならない場合も多々あります。

クリアすべき課題があまりに多過ぎて途中で挫けてしまいそうになりますが、諦めは禁物です。
泣き寝入りは加害者の思うつぼですから、医師に診断書を書いてもらう・有能な弁護士に相談するなどして、最後まで相応の賠償額を手に入れる努力を惜しまないでください。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。