ロハスの意味
ロハスとはLifestyle Of Health And Sustainabilityの頭文字をとった造語で、健康や環境問題に関心を持ったライフスタイルの形を指します。
もとは、そこから営利活動を生み出す為のマーケティング用語として作り出された言葉だそうですですが、今では言葉の持つエコなイメージを、環境問題やヘルシー&ナチュラル志向、自己啓発などに向けた取り組みや暮らし方などを表現するために用いられる事も多々あります。
自分流にロハスを取り入れていく生活がイイ。
元々はマーケティング用語として作り出された“ロハス”という単語は、その発祥地のアメリカの一般消費者にはあまり知られていません。 日本や、韓国、台湾などのアジア諸国での“ロハス”普及はスローライフやエコなどの生活スタイルを表す言葉のひとつとして広まっていきました。
ロハスなライフスタイルを取り入れている人を時にロハスピープル(消費者のうちロハス層)とも呼び、自己啓発や環境に対する社会的な責任などを認識して、食品から生活用品に至る様々な物を意識して消費していくことなどがそのライフスタイルの根本となっていることが多く見られます。
ロハスなライフスタイル
代表的なロハスを意識したライフスタイルの一例として省エネ対策や家庭菜園などが挙げられます。
中でも健康に気を使っての生活リズムや内容の改善や、それに伴ってライフスタイルそのものを楽しむスローライフのような暮らし方や自己啓発がロハスの土台ともなるため環境問題などと平行に重視されている傾向があります。
環境問題や健康に対する考え方や取り組みを無理なく持続していくためにはそういった土台となる部分が重要になるとも言えます。
ロハスピープルと呼ばれる人々の多くが生活や環境問題、健康などの情報元として、それぞれの専門家を重視する傾向にあるのも、そういった考え方や価値観が影響しているのかもしれませんね。
出来ることを無理のない範囲で。一番大切な事とは?
ロハスの特徴となる暮らし方のベースとなっている考え方には以下のものが挙げられ、ロハス層を対象としたマーケットではこれらをロハスの5大市場として扱っています。
Sustainable Economy
(グリーン都市計画・省エネ・代替エネルギー等) ソーラーパネルなどの再生可能エネルギーを使用したり石油燃料の消費を抑えたハイブリットカーや電気自動車の使用などの環境とエネルギーに関わる取り組みやボランティア参加などが挙げられます。
Healthy Lifestyle
(自然食品・サプリメント・オーガニック等) 有機栽培の食品そのものやそういった有機栽培食品の加工食品、オーガニックコットン等の衣類、手作り石鹸等が一例として挙げられます。
Alternative Healthcare
(自然治療・東洋医学等) 例として予防学や医学的な運動指導、殺菌機能水等の地球環境にやさしい消毒システム、漢方等があります。
Personal Development
(メンタルトレーニング・自己啓発等) ストレスコーピングやコントロール等によるメンタルヘルスの保全・管理やより上のレベルを目指した充実した生活やスキルアップ、高い人格の獲得に向けた積極的な取り組みなどがそうです。
Ecological Lifestyle
(リフォーム・環境配慮住宅・関連した家庭用品等) 住宅周辺の自然環境と調和し、居住者が主体となって関わっていくことで快適で健康的な暮らしが実現できる自然と共生するようなライフスタイルや住宅を言います。 光触媒を利用して汚れとなりにくい壁などが一例として挙げられます。
ロハスを維持していくためにベースとなっているのは、“持続可能な取り組みをしていくこと”という事があります。
無理な取り組みはその時限りのものになるかもしれませんし、ロハスな暮らしが負担になってしまっては目的のひとつであるメンタルヘルスの保全や健康維持の面で上手くいかない…なんてことになりかねません。
自分目線で可能なことを可能な範囲で少しずつ継続していくことがロハスな暮らし方で最も重要な事だと言えます。