北海道土産定番お菓子にまつわるすごい話|トピックスファロー

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2015年5月8日
北海道土産定番お菓子にまつわるすごい話

日本の中で唯一食料自給率が100%を越えている県、北海道。その豊かな土壌は、おいしいものをたくさん生み出すことにつながっています。そこで、北海道土産にオススメのお菓子とそれにまつわるこぼれ話を紹介します。

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
  

北海道は食べ物がおいしい!

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お菓子、好きですか?私は大好きです。
「ダイエットの敵」とは知りつつも、気がついたらもぐもぐ・・・。
「そんなんだからやせないんだよ」という突っ込みが入りそうですね、ごめんなさい。
私の個人的な話は置いておいて(汗)。

皆さんは「日本の食料自給率は先進国の中で最も低いレベルに属する」という話はご存知ですか?20パーセント台にとどまっているんです。
これはどういうことかというと、残りの80パーセント近くは海外からの輸入に頼っているということになります。

これ、よく考えたらまずいことですよね。
もし、日本が国際紛争か何かに巻き込まれ、食料の輸入ができなくなったら、とたんに日本は食べるものにも事欠く国になってしまうということです。
とても真剣に考えなければいけないことではないでしょうか。

都道府県ごとの食料自給率も算定されているのですが、日本の中で唯一食料自給率が100%を超えている場所があります。それはどこだかわかりますか?

そう、北海道です。

都道府県としての面積が広い、農地が広大である、昔から畜産や酪農が盛んに行われてきた、以上のようなことから、このような結果に結びついているのだと思われます。

このような事情を反映してか、「北海道は食べ物がおいしい」という評判は皆さん、耳にされているのではないかと思います。
ラーメン、海産物・・・etc。書いているだけでよだれがでてきそうです。

でも、皆さんお気づきじゃありませんか?
「北海道土産、おいしいお菓子が多いよね」ということに。
よく考えてみれば当然のことだと思います。
食材を自前でまかなうことができているのだから、それを活用しない手はないでしょう。

前置きがだいぶ長くなりましたが、「北海道土産にするならこれがお勧め!」というお菓子を早速ご紹介していきたいと思います。

「白い恋人」編

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「もらって嬉しい北海道土産その1」といえばこれを真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。いってみれば、フランス菓子のラングドシャです。
あの口でほろほろとろけるような、繊細な焼き加減のクッキーです。

その繊細なクッキーにホワイトチョコ、もしくはミルクチョコがはさんである、という、「これをおいしくない、という人はあまりいないだろう」というお菓子です。もし、空港でお土産探しに迷ってしまったら、これを買っておきましょう。

これをもらって嬉しくない人は、おそらくチョコレートが嫌いな人くらいだと思います。
「誰にあげても喜ばれて、お値段もお手ごろ」というのはお土産として高く評価したいポイントです。

札幌の郊外(西区)に本社と工場を構えているのですが、そこには「白い恋人パーク」といって、お菓子の製造工程などが見られる体験型のアトラクション施設を構えています。

そこでしか食べられないスイーツもあるらしいので、甘いものが大好きな人なら、ぜひ観光コースに加えておいて損はない場所かもしれません。
私も行ってみたいですが、とても残念なことに、まだ機会に恵まれていません。

「石屋製菓」公式ホームページ:http://www.ishiya.co.jp/
「白い恋人パーク」公式ホームページ:http://www.shiroikoibitopark.jp/

「マルセイバターサンド」編

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「もらって嬉しい北海道土産その2」にあげたいのが、六花亭のこのお菓子です。
バターの効いたクッキーの中に、ホワイトチョコとバターから作ったレーズンクリームが挟み込んでいる代物です。

これもレーズンが嫌い、というわけでなければ、割と誰に渡しても楽しんでもらえるお菓子なのではないかと思います。
レーズンサンド、と呼ばれるお菓子は巷にあふれていますが、間違いなくこれは一番おいしいのではないかと個人的に信じています。

このお菓子を売っている六花亭という会社についても少し触れておきましょう。
実はこの会社、とってもすごい会社なのです。
創業以来、一貫して北海道の中で生産を行い、本部機能も道外に移したことがありません。

東京に本社を置かない製造業としては、トップクラスの売上を誇っているのです。
また、徹底して地元に密着することを目指しており、マルセイバターサンドも帯広の工場で生産しています。
その出来上がったお菓子を毎日、札幌に陸路で輸送しているのです。

また、社員を大事にする会社としても知られ、さまざまな報奨制度を設けています。
それは「社員は褒めて伸ばすもの」という社長のモットーによるものです。
その一方で、社長自信も社員からのフィードバックを受け取るべく、「一人一日位置情報」という制度を設けています。

これは、社員が社長に対し、気がついたことを一日一つでもいいのでメールで送るという制度です。このメールで届いたコメントは、100通ほど選ばれ、社長からのフィードバックとともに社内新聞に掲載されます。

これほどまでに、徹底して従業員を大事にし、地に足が着いた経営を行っているためか、さまざまな「就職したい企業ランキング」で上位に食い込んでいる会社でもあるのです。
六花亭にはおいしいお菓子がたくさんありますが、それらはすべて、この「誠実で地に足が着いた経営」のたまものなのかもしれません。

著者:松沢未和

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
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2014年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得した兼業WEBライターです。もともと文章を書くことが大好きなので、この仕事を兼業として選びました。相続や保険の分野のお話をわかりやすくまとめてお話できればと思っています。これ以外にも、たくさん資格は持っているので、資格の取り方の話しもしたいところです。また、食べ歩きと旅行とコスメ研究が大好きです。日々の研鑽の成果!?を文章にぶつけていきたいです。至らない点がいろいろあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。