【運動でうつ病予防】脳内物質に効く!効果的に鬱を防ぐスポーツ|トピックスファロー

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2013年4月24日
【運動でうつ病予防】脳内物質に効く!効果的に鬱を防ぐスポーツ

うつ病の発症には落ち込んだ気持ちが続く事が大きく関与しています。適度にストレスを発散することが、落ち込んだ気持ちを解消し、うつ病の予防につながるのです。ストレスの発散と気分転換に効果があり、うつ病の予防につながるスポーツについて解説していきます。

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うつ病予防のためのスポーツ

うつ病を発症する原因となるのは、主に悩み事などからくるストレスであると言っても過言ではないでしょう。ストレスが溜まれば溜まるほど考え方が凝り固まってしまい、問題の打開策も思い浮かばずますますストレスが溜まっていくという悪循環に嵌まり込んでしまうのです。

うつ病を予防するためには、定期的なストレスの発散と気分転換を行うのが効果的です。そのために役立つのがスポーツなのです。

スポーツによるうつ病予防効果は脳内物質で決まる!

スポーツなどの運動を行う事がストレスの発散に繋がるのは、運動は脳内物質の分泌を活発にしてストレスの元となる脳内物質の働きを抑制してくれるからです。

運動をすることは身体に蓄えられたエネルギーの消費を促す事に繋がりますが、その際に体脂肪が分解されて遊離脂肪酸へと変化し血液中に放出されます。この遊離脂肪酸は、トリプトファンというアミノ酸と結びつき、脳へと運ばれます。そしてトリプトファンはセロトニンという脳内物質へと合成されます。

セロトニンは心を落ち着かせる効果のある脳内物質で、うつ病を患うと脳内で不足しがちになるといわれています。

そして運動による疲労が一定以上に溜まり苦痛を感じるようになると、脳はエンドルフィンを分泌させるようになります。エンドルフィンには強力な鎮痛作用があり、身体の痛みや疲れを忘れさせ、心を鎮めてくれます。

運動を続けている内にやる気が沸いてくると、脳はドーパミンというやる気を生み出す脳内物質を分泌します。ドーパミンも不足するとうつ病を患いやすくなるので、運動する事には高いうつ病予防効果があると言えるのです。

うつ病予防にはどんなスポーツが良い?

うつ病予防の為にスポーツを始めるのであれば、「一度の失敗が尾を引くようなスポーツであってはならない」「定期的に出来るスポーツである事」という事を念頭に置いて始めることが大事です。

例えば野球やサッカーは運動量が多いものの選手にある程度の技量が要求される上に、健康の為に始めた人と子供の頃からやってきている経験者との間には大きな隔たりがあるといえます。

しかも、小さなミスが勝敗を分ける分水嶺になる事はよくある事で、ミスをした人が延々と責められる事は珍しくありません。つまり、競技スポーツはストレス解消どころかストレスを溜める原因にさえなってしまうのです。

では競技スポーツでなければいいだろう、とマイナーなスポーツやマリンスポーツを始めるというのも早計といえます。競技人口の少ないスポーツは出来る場所が限定されてしまいがちで、数か月に一回、最悪の場合一年に一回程度しか出来ないという事もあるものです。夏場が中心のマリンスポーツではなおさらです。

単純にうつ病を予防するためにスポーツをするというのであれば、競技ルールや相手との駆け引きの手管を学ぶ必要がない物を選ぶのが良いでしょう。例えば、バッティングセンターやゴルフ練習場での打ちっぱなし、ジョギングのような他者との競い合いが無く、かつ達成感を感じられるものが良いでしょう。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇