時代は今、濃い味“名古屋めし”に恋をしている?!
確かに名古屋の夏は暑いですが気温のことではございません。
近年、名古屋がキテるんです!
色が濃い八丁味噌を使うことが多い名古屋めしは、その色故、過去には味も濃すぎるなどといった批判(?)をもらってしまうことも多くありました。
名古屋めしは確かに味が濃い、しかし八丁味噌は伝統の味!
時代は名古屋めしの時代。名古屋の夏よりアツい、名古屋グルメの旅が始まります!
ひつまぶし
細かく刻んだ鰻のかば焼きを混ぜ合わせたご飯で、食べ方と順番が決まっている一風変わった『名古屋めし』として有名です。
おひつに入ったご飯の上に刻んだ鰻のかば焼きが乗った状態で出されます。
それでは、頂きます。
- 一杯目:
ひつまぶしをお茶碗によそって一杯目は鰻丼として楽しみます。 - 二杯目:
ねぎ、のり、わさび等の薬味を乗せて二杯目を頂きます。ちょっと大人の味を愉しみましょう。 - 三杯目:
薬味を乗せたひつまぶしにお茶やだし汁をかけてお茶漬け風に頂きましょう。 - 四杯目:
一杯目~三杯目で一番気に入った食べ方はどれでしたか?四杯目は一番好きだった食べ方で頂きます。
暑い夏、暑い名古屋にピッタリともいえる鰻ですが、お茶碗に四杯もご飯って…通常ではあまりない事のような気もしますが、…気のせいでしょうね、きっと。
味噌カツ
トンカツ+八丁味噌だれの組み合わせが名古屋めしの中でも一段と濃厚さをかもし出していますが、おなかがすいたときの味噌カツほどガツンとした満腹感と幸せを感じるものはありません。
発祥は串カツを名古屋めしのひとつ『どて煮』のタレにひたして食べたのが始まりとされています。
付け合せのキャベツにもタレが絡んでボリュームアップ。一度食べたらやみつきになるかも?!
てんむす
えびの天ぷらがおむすびの具材という、梅干しのおむすびからは想像もつかない程コッテリしていそうな一品ですが、味はまさに天丼。
三重県の天ぷら定食屋さん(現・天むす専門店)が発祥とされていて、今では全国のコンビニでも見られる名古屋めしです。
どて煮(どて飯)
牛スジや豚のホルモンを八丁味噌で煮込んだどて煮はバリエーション豊かな食べ方ができる名古屋めしです。
バリエーション豊かと言ってもひつまぶしのように食べ方に決まりがあるわけではなく、そこは自由。
一般的にはどて煮をおむすびの具材にしたり、ご飯にかけて『どて飯』にして食べたりします。
おでんの具材のひとつ、牛スジ串を味噌で煮込んでどて煮風にしたり串カツをどて煮の煮汁に浸して食べたりも。
どて煮なしの名古屋は名古屋で合って名古屋ではない、と言えるかもしれません。
小倉トースト
カリッとトーストした食パンにマーガリンやバターを塗って、その上に粒あんとこしあんを混ぜた小倉餡を載せて食べる、スイーツ系(?)名古屋めし。
愛知県の喫茶店でモーニングの時間帯にコーヒーなどを注文するとトーストがサービスされるのですが、それが、この『小倉トースト』だったりすることも珍しくありません。