ビジネスチャンスを掴むコツ!プレゼンテーションを押さえよう
企業にとって今や必須とも言えるプレゼンテーションスキルはコミュニケーション能力の一部として重要視されています。
現代では、エンジニアだからコミュニケーション能力は必要ないなどと言っていては『化石』と言われてしまいかねません。
それほどプレゼンができる=ビジネススキルとしてのコミュニケーションの能力があるとして評価する起業が多くなっているのです。
プレゼンテーションはチャンスをつかむためのスタートライン
プレゼンテーションの言葉の意味には、贈呈・授与・紹介・提示(その仕方)などがあります。
さらに元となる単語であるPresentはプラスのイメージを持つ言葉ですよね。
『プレゼント』をすることで目指す着地点は『相手に受け入れられたい』という部分がやはり大幅を占めることでしょう。
相手に気に入ってもらうためにプレゼントする・・・ということは、プレゼンテーションはただ単純に『限られた時間の中で情報やこちら側の主張を伝える【発表】の場』とだけ捉えてしまってはせっかくのチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。
相手に気に入ってもらったり受け入れてもらう目的の為、相手にとってプラスになるものを紹介していることを伝えるプロセスであり、チャンスをつかむきっかけがプレゼンテーションであるとイメージするとよいでしょう。
プレゼンテーションは誰にでも役に立つ?!
プレゼンのスキルが威力を発揮する場は営業・マーケティングなど直接ビジネスの交渉にかかわる場だけではありません。
どういった環境であれ、交渉が必要となる人間関係の間には役に立つスキルになり、効果的な交渉となるかどうかはプレゼンにかかっています。
もちろん、会社と直接関わらなくても専業主婦などの立場にだって大いに役立ちます。
プレゼン上手は得をすることが多いのです。
プレゼンスキルを高める
話の内容がわかりやすく、魅力的なプレゼンは経験で得られるものではありません。
話の組み立て方や話し方そのものを身に着けることで話の内容が効果的に伝わりやすく、プレゼンテーションスキルも高めていけるでしょう。
一般的にプレゼンテーションなどに用いられる話の組み立て方には、SDS法やPREP法など要点や要約を説明の最初と最後に入れて話す話し方があります。
これから何を話すのかを最初に伝えることで詳細説明がより伝わりやすくなり、そして最後にもう一度要約を繰り返すことでメッセージの重要性が高くなります。
時間内にプレゼンを行わなければならないからと、効果的な話しの組み立て方を考慮しないでいてはプレゼンにかけた時間もエネルギーも無駄に終ってしまう可能性もあります。
話し方も口を大きく開けて話すなど、相手が聞き取りやすく話が伝わりやすい工夫も有効なコツと言えるでしょう。
プレゼンテーションの要素
プレゼンテーションに必要な要素には色々言われていますが、一般的には
- コンテンツそのものの内容
- 相手を考慮したプレゼンテーション戦略
- 伝え方の工夫
・・・などがプレゼンテーションの要素として挙げられています。
どれも大切なプレゼンテーションの要素で、全体のバランスをとることで効果が生まれます。
しかし、他にもプレゼンター自信の魅力もプレゼンテーションに効果的に働くことも多いようです。
聞き手となる人の専門性や視点などにも十分に注意する必要がありますが、無理な背伸びをせずにコミュニケーションをとるようなイメージでプレゼンを進めていくのも効果的でしょう。
パワーポイントは必要?!
視覚的に情報を伝えるパワーポイントは、プレゼンの内容や構成などが『実のなる木』なら、それを見た目により効果的にする『花』という存在かもしれません。
『実のなる木』の良さ(ロジック)をどれだけ伝えられるかは言葉で伝えるのが最も効果的です。
言葉で伝えようとしている論理を、視覚的情報からも補助する程度だと理解しておきましょう。
交渉はNO!からはじまる
十分に下準備をし、精一杯のプレゼンの結果、相手が『YES』と言うは限りません。
それどころか『YES』と言う可能性は低いと思っていたほうが良いでしょう。
しかし、そこで怖気づいて引き下がってしまってはせっかくのプレゼンも意味のないものになってしまいます。
プレゼンを意味のあるものにできるかどうかはあなたの交渉にかかっています。
プレゼンは、チャンスをつかむきっかけに過ぎないのです。
なぜ『NO』なのか、という情報は相手がくれるとても有意義な情報です。
今、スタートを切ったのです。ここから交渉が始まります。
例えばコストがかかりすぎているから『NO』?
それなら、紹介したものの品質だったりで将来的に利幅が大きくなるという計算なんかの詳細な説明ができますね。
ここで注意したい点は相手の意見を受け止めながら話し始めるということです。
『おっしゃるとおりです』などといった表現を織りまぜていくことでスムーズに話を展開させることが可能になります。