Q1.手術後はいつから食事が可能?
A1.インプラント手術当日から食事が可能です。
しかし、傷口になるべく食べ物が触れないようにする必要があります。手術後2~3日は硬いものは避け、やわらかいおかゆやスープなどの咀嚼をしなくても食べられるものをとりましょう。
また、次のような食べ物は、傷みや腫れ、出血の原因となります。最低でも術後1週間程度は控えましょう。
- 香辛料を含む食べ物(辛い食べ物)
- アルコール
- 糖分の多い食べ物(餅や芋、甘いもの)
Q2.次の日から仕事はできる?
A2.次の日から仕事はできますが、動きすぎには気をつける必要があります。
インプラント手術を受けた当日に仕事をする人もいるようですが、手術当日は安静にすることが望ましいです。
手術の次の日からは仕事はできますが、活動量を抑えるようにしましょう。
しかし、接客業の人などは、腫れる可能性はゼロではないということを覚えておく必要があります。
インプラント手術でほとんど腫れない人もいますが、腫れる人もやはりいるのです。
Q3.手術後の入浴は?
A3.手術当日の入浴は控え、2~3日は湯船につからず、シャワーで済ませましょう。
熱い湯船に入ると、血行が良くなりますから、痛みや出血の原因になります。数日は湯船に入らないようにしましょう。また、術後数日が過ぎても、出血や腫れ、痛みがあるうちは、長風呂や熱い湯船に入るのは控えましょう。
Q4.手術後いつから運動できる?
A4.術後2~3日は運動を控え安静にしましょう。
軽い運動であっても、運動は血流を良くするため、痛みや出血の原因となります。少なくても2~3日は運動を控える必要があるでしょう。また、痛みや腫れ、出血のあるうちは、強度の高い運動は控えましょう。
Q5.お酒はいつから飲んでも良い?
A5.術後1週間はお酒を控えましょう。
お酒は血行を良くしますから、痛みや出血の原因になります。また、お酒は抗生剤や痛み止めの効果に影響しますから、薬を服用しているうちは控える必要があるでしょう。
Q6.手術後の喫煙はダメ?
A6.医師のOKが出るまでは控えましょう。
喫煙者のインプラントの失敗率が高いのは事実です。
喫煙は血行を悪くして傷口を治りにくくしてしまいますし、骨の形成に悪影響を与えますので、インプラントが骨と結合するのを阻害してしまいます。
また、喫煙は歯周病の原因となります。治療が終了してメンテナンスの段階に入ってからも、インプラントを長く使うためには喫煙は控えるのが望ましいでしょう。
Q7.歯磨きはしても良い?
A7.医師の指示に従って、傷にブラシが触れないように行ないましょう。
傷口には抜歯をするまでは触れないようにしましょう。手術後は、うがい薬や専用の歯ブラシを使用するなど、病院から歯磨きについての指示があります。医師の指示に従って行ないましょう。
傷口が気になることがあると思いますが、手で触れたり、舌で触れたりしないようにしましょう。傷の治りを遅くするだけでなく、圧迫してしまうとインプラントに悪影響を及ぼすこともあります。
Q8.手術後の車の運転は危険?
A8.麻酔の作用があるため、運転は控えましょう。
局所麻酔だけの場合、笑気ガスを使用した場合は、比較的麻酔の作用が切れるのが早いのですが、運転は控えましょう。
特に静脈鎮静法による手術の場合は、健忘効果があるため、術後の運転はできません。
Q9.手術後に旅行へ行っても大丈夫?
A9.体調管理や消毒などが必要なので、なるべく控えましょう。
手術後最低でも3日程度は、安静にできる体制をつくっておくことも大切です。
痛みや腫れ、出血などが数日続く場合もあります。手術前にスケジュール管理をして、術後無理のない生活をできるようにすることも大切なことです。
急な出張などが入った場合には、医師に相談しましょう。
Q10.手術後は今まで使っていた入れ歯は使える?
A10.傷口への刺激を防ぐために、入れ歯の使用は控えましょう。
入れ歯がなければ食事に困る、前歯が入れ歯なので仕事で困る…といった場合には、事前に医師が入れ歯を調整してくれることもあります。
しかし、傷口に負担をかけないことが大切なので、1週間程度入れ歯を使わないことが望ましいでしょう。