炭酸(二酸化炭素)を肌に取り入れて血行を促進させる新美容|トピックスファロー

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2015年6月1日
炭酸(二酸化炭素)を肌に取り入れて血行を促進させる新美容

炭酸を使った美容方法が人気です。肌を酸欠にさせると、危機感を感じた体が酸素を増やそうとして、血行をよくすることを利用しているのです。炭酸美容の詳しい原理や、その利用方法を見ていきましょう。

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炭酸を使って美肌になろう!その具体例

炭酸を使った美容方法というものがあることはご存じでしょうか?これは、その名前の通り、「炭酸(二酸化炭素)」を利用し、その有用性を利用しようというものです。

ここでは炭酸美容商品を7本以上使った私が、炭酸美容の利用方法と、「肌に良い」とされる根拠について紹介していきます。

炭酸

炭酸が使われている美容方法やグッズとは?

炭酸を使って行う美容方法にはさまざまなものがあります。代表的なのは「化粧水」でしょう。しゅわしゅわと泡立つ化粧水を手にとり、それを顔に塗り広げることによって効果を得るものです。

そのほかにも、パックや洗顔剤、クレンジング剤として利用されています。組み合わされて使われることも多く、「クレンジングの効果を持った洗顔剤」「パックのように使える化粧水」などが出ています。

使用感覚はどう?痛いの、痛くないの?

「炭酸を使う」というと、「痛いんじゃないかな・・・?」と二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。炭酸飲料などをよく飲む人なら、そのように思ってしまうはず。口のなかでぱちぱちしゅわしゅわとはじける、あの刺激がある泡を肌にのせると、痛みがありそうに思えてしまいますよね。

事実、炭酸グッズのなかには、少なからず痛みを感じさせるものはあります。ただし、これは「炭酸を利用した商品すべてにそのような刺激がある」ということではなく、商品によって違う、というのが本当のところです。

また、「刺激が強い方が効果がある」「刺激があるものは肌に悪い」ということではなく、それを利用する人の肌質や商品の性質、そして両方の相性によるところが大きいようです。あまりにも痛みが強いようでしたら、使用を中止しましょう。

炭酸美容ってどんなもの?

ここまで、「炭酸を使った美容商品との付き合い方」について見てきました。しかし、「そもそも、どういう原理で、炭酸が肌にいいと言えるのか?」「本当に安全なものなのか?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 私自身、炭酸美容商品を使う前に、この疑問にぶちあたりました。「炭酸化粧品、っていうけれど、本当はプラシーボ効果のようなもので、科学的根拠はないのではないか」と思ったのです。

でも、実は、炭酸美容にはきちんとした根拠があります。

そこで、ここからは、「どうして炭酸が肌によいのか?」「どのような歴史があるのか?」ということから、炭酸美容について踏み込んでいくことにしましょう。

洗顔4

酸欠なのに肌にいい?その理由は?

炭酸(炭酸水)というのは、二酸化炭素が溶け込んだ水のことを指します。

この炭酸を体に取り入れると、その炭酸の分だけ、体内の二酸化炭素濃度があがります。代わりに、酸素の濃度が下がります。このような原理から、肌を炭酸で覆うと、肌は一時的に酸欠状態に陥ることになります。

こうなると、体は、「酸素が足りなくなっている」「酸素を供給しないと体が危ない」と判断し、たくさんの酸素を供給しようと働きはじめます。酸素を運ぶのは、みなさんもご存じの赤血球です。そして、この赤血球を運ぶのが、「血流(血行)」なのです。

「では、血行が良くなると、なぜ肌に良いの?」という質問への答えとしては、「肌を健康的な状態に保つには、細胞に栄養を渡さなければならない。そして、その栄養もまた、赤血球によって運ばれるから」となります。

「肌を酸欠にすることによって、肌の調子をよくする」という炭酸美容のメリットは、このような原理に支えられているのです。

ちなみに、二酸化炭素以外でも、酸素濃度が16%以下の気体であれば同じことが起こります。ですが、二酸化炭素は安全性が高く、しかも安価で、発生させやすく、水にも溶けこませやすいため、美容などに積極的に利用されているのです。

炭酸を使った治療の歴史とエビデンス

ここまで、「炭酸を使った美容方法」に着目てきました。ここからは少し歴史について考えてみましょう。かつて炭酸は、褥瘡ケア(いわゆる「床ずれ」)の治療方法として医療利用されてきた歴史があります。

これは、炭酸の持つ血行促進の効果に着目したものでした。

褥瘡は、血行が悪くなることによって起こると言われています。同じ姿勢のまま眠りつづけると、その部分(多くは臀部など)に血が滞り、褥瘡になってしまうのです。炭酸は血行を促進する効果があるため、この褥瘡へのケア方法として一部で使われてきたと言われています。

このときは、ガーゼなどを使い、シップのような形で患部にあてられたと言われています。また、褥瘡だけでなく、循環器系の病気への対処方法としても利用されてきました。 医療

炭酸に限ったことではありませんが、美容と医療というのは、深い結びつきがあります。現在使われている炭酸美容というのも、「美容目的で炭酸が使われ、それが医療現場でも使われるようになった」という順番ではなく、「医療現場で使われていたものが、美容目的でも使われるようになった」と考えるのが正しいのです。

新しい美容法を試してみよう

炭酸を使った美容方法というのは、まだ研究途上の部分も確かにあります。しかしながら、炭酸による血行促進の効果というのは、既に認められているものです。

肌を酸欠にするというと、逆に健康と美容に悪いようなイメージを持ってしまいます。しかし、「一時的に肌を酸欠にすることによって、自らの血行を促進させ、酸素の供給量を増やす」という見方に気づけば、炭酸美容の有用性が理解できるのではないでしょうか。

しゅわしゅわぱちぱちとはじける、刺激的な炭酸。今日から早速毎日のお手入れに利用したいですね。

参考URL
http://www.neochemir.co.jp/column/co2therapy/therapy3.html
http://www.skincare-univ.com/article/000266/
http://www.miura-cl.jp/tansan/

著者:鍋谷萌子

フード&美容のフリーライター
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美容記事を3000記事以上、オリジナルレシピを150以上、福祉と医療関係の記事を1000以上書いてきたフリーライターです。フードコーディネーター、フードアナリスト、コムラードオブチーズの資格持ち。
糖尿病の家族の食事管理を行い、半年で血糖値を50以上下げた実績もあり。高血圧対策レシピなども作成できます。
介護―看護職の家族を持つため、正確な医学的知識に基づいた取材を行います。
また、葬儀会社の勤務経験を活かし、葬儀の常識から裏事情、葬儀の金額のカラクリなども解説できます。
18回の引越しを経験したこと、注文住宅を建てた経験と、建築業の専門的知識を持つ家族がいるため、不動産や建築事業に関する記事も多数執筆できます。