就職活動ではTOEICスコア600点以上を期待されている!?
「就職を有利にするにはTOEICスコアは何点以上必要!?」なんて声をよく耳にしますが、ある調査では、企業が就職活動を行う大学生に期待するTOEIC スコアは600~700点としています。
TOEICの点数が低い学生は、あえて点数を記入せず「未受験」としている学生も少なくないとか…。
それほどに、就職活動で英語力が問われている時代です。
…ということは、就職活動生に求められるTOEICスコアが600点以上なのであれば、就職後はさらにハイスコアが求められるということになるのではないでしょうか。
就職後にグローバルに活躍したいなら、さらなるスコアアップが必要
上場企業にて行ったある調査では、8割以上の企業で英語力が必要との回答があったとしています。特に、英語を使う部署にもなると、コミュニケーション能力が必要になり、TOEICの試験で必要になる英語知識だけでは不十分になることすらあるとしています。
TOEICスコアだけで、どこまで総合的な英語能力を把握できるのか??ということはさておき、採用後の配属や昇給などにも、英語力が考慮されていて、TOEICスコアがそこに大きく影響しているというのは確かなようです。
同調査では、50%以上の企業でTOEICの点数を考慮することがあるとし、15%以上の企業で実際に参考にしているとしています。また、今後TOEICスコアを考慮していきたいと考える企業も15%を超えていて、就職後のキャリアアップにはTOEICスコアが影響してくる可能性が高いことがうかがえます。
社会人はどのように英語学習をしているのか
業務で英語を使っている人には、TOEICスコア800点以上の高得点を取っている人も多いようです。
就職活動生に求められるTOEICスコアが600点以上であっても、実際に業務で必要になるTOEICスコアは800点以上だと言えるのかもしれません。
社会人が多く取り入れている勉強方法は次の通り。
- 英会話教室
- 市販の教材
- Podcast
- 新聞
- 雑誌
- 映画
- 聴き流し教材
など
TOEICの点数が高くなればなるほど、教材ではなく新聞や映画、ドラマなどを活用しているようです。
就職してからの学習は時間の確保が最も重要
就職してからの英語学習の壁は、「時間を確保しにくい」という点。TOEICでハイスコアを獲得している人が、1日数時間もの勉強時間を確保できているわけではありません。1日の学習時間が短くても、長く続けて確実に英語を習得しているのです。
「働きながら勉強なんて無理」と思ってしまうかもしれませんが、1日30分ずつでも、継続すれば英語力は大きく違ってくるでしょう。
もちろん、モチベーションをキープすることも大切ですが、短時間でも勉強時間をみつけながら学習を続けることで、TOEICのスコアを働きながらでも向上させることができると言えるでしょう。