【旅行業務取扱管理者】旅行会社への就職に有利?難易度/試験など|トピックスファロー

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2013年5月13日
【旅行業務取扱管理者】旅行会社への就職に有利?難易度/試験など

旅行・観光関連資格で唯一の国家資格「旅行業務取扱管理者」の試験や難易度、試験日などについて紹介しています。総合旅行業務取扱管理者との違いや取得のメリットなども。試験には受験資格・受験制限がないので、誰でも挑戦できる試験であり、大学生も多く受験しています。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

「旅行業務取扱管理者」資格はどんな資格??

旅行のイメージ

旅行業務取扱管理者とは、2005年まで旅行業務取扱主任者と呼ばれていた資格であり、国家資格です。

旅行業務取扱管理者は、旅行会社の取引における責任者でもありますから、旅行会社に就職してから取得が必要になるというケースも少なくありません。

旅行業務取扱管理者の職務には、旅行者への取引に関する説明をしたり、書類を渡したり…など旅行取引における職務が多数ありますが、資格取得者しかできないというわけではないので、資格を取得していなくても、旅行会社での多くの業務を行うことができると言えるでしょう。

旅行業務取扱管理者を取得するメリットは??

先にも紹介したように、旅行会社での業務を遂行するに当たって、資格が必ず必要というわけではありません。しかし、旅行会社やその営業所には、旅行業務取扱管理者を配置しなければいけないと決まっています。

会社や営業所の規模によって配置しなければならない人数に違いがありますが、10人以上の規模の大きい会社・営業所では2名以上資格取得者がいなくてはなりません。そして、これは旅行業法で義務付けられていることです。
つまり、資格を取得していなくても業務はできますが、資格を取得していた方が重宝されるのは明確でしょう。

また、旅行業務取扱管理者は更新が必要ありませんから、一度取得すれば一生活用することが可能な資格です。この点も大きなメリットと言えるでしょう。

旅行会社に就職した場合には、資格手当が支給される場合もあります。

旅行業務取扱管理者が扱えるのは国内旅行のみ

旅行業務取扱管理者は国内旅行の取引はできますが、海外旅行は扱うことができません。海外旅行を扱うためには、「総合旅行業務取扱管理者」資格が必要となります。

また、この資格も旅行会社・営業所ごとに資格取得者が1名以上(規模に応じて)いれば良く、資格を取得していなくても業務自体はできます。

しかし、総合旅行業務取扱管理者資格も、旅行業務取扱管理者資格と同様に、いざとなった時に業務上・キャリア上取得していた方が良い資格だと言えます。そして、国内だけでなく総合旅行業務取扱管理者を取得した方が就職も有利だと言えるでしょう。

旅行業務取扱管理者試験の難易度/試験日/問題

試験日

年に1回、例年9月に実施されていまいす。

難易度・合格率

合格率は30~40%くらい。受験者数は例年1万1千~3千人くらいとなっていますが、半分くらいが大学生だとされています。

受験資格・受験制限

特にありません。

試験問題

マークシート方式で行われ、試験時間は2時間。
下記の試験範囲で出題されます。

旅行業務取扱管理者試験問題

受験料

5,800円(別途振り込み手数料がかかる場合もあります。)

旅行業務取扱管理者に合格すると総合旅行業務取扱管理者試験が一部免除に!

総合旅行業務取扱管理者試験の範囲には、旅行業務取扱管理者試験と重複している部分もあり、旅行業務取扱管理者の合格者は、その部分が免除となります。

「総合も必要?」「国内だけでは就職は有利にならない?」…という人が多いですが、旅行会社への就職を目指すならば、まずは国内(旅行業務取扱管理者)を目指してみることが大切でしょう。
同時合格を狙わないならば、取得後に海外(総合旅行業務取扱管理者)について検討しても遅くないと思います。
ちなみに、旅行業務取扱管理者試験が例年9月なのに対し、総合旅行業務取扱管理者は例年10月に実施されています。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。