【水中結婚式】沖縄の海に包まれ幸せなウェディングを挙げる方法|トピックスファロー

  • フォークラスのライター募集
2013年5月1日
【水中結婚式】沖縄の海に包まれ幸せなウェディングを挙げる方法

こだわりのウェディングとして、徐々に人気になっているのが水中結婚式。昔は海外でした行えませんでしたが、最近では沖縄や離島でも式を挙げるカップルが増えています。そこで沖縄で海中ウエディングを挙げるにはどうしたらいいのかを調べました。

WEBライター
  

生涯の思い出を沖縄で

水中結婚式をおこなう最大の理由といえば、生涯にわたる二人の思い出を残せる事でしょう。
唯でさえ感動が約束された結婚式を、沖縄の青い海の中で行うのですから、忘れられない思い出となるのは間違いありません。

また、人気のスポットでウェディングを挙げた場合、通りかかった他のダイバーさんが祝福してくれる事も少なくありません。

さらに、実際に式を挙げた新郎新婦の意見では、『普段と違う、動きにくい海中で結婚式を行う事で、相手の信頼感が増した』『陸と海と両方でのバディだと再確認ができた』と答える人が多いようです。
海中での結婚式では、陸上での結婚式にはない特別なものを感じるカップルが多い事が分かります。

水中結婚式の壁

そんな、水中で挙げるウェディングですが、まだまだ一般的とは言えません。
何より、『海の中』というのが最大の魅力であると共に、最大の問題となっています。

参加者が限られてしまう

海中結婚式に参列するには『Cカードが必須』、と考えがちですが、そうとは言い切れません。
結婚式の会場となる場所は、明かりの届く水深7~8mと浅い場所で行われるのが普通。
この深さであれば、Cカードのいらない体験ダイビングでも十分に潜れる深さです。

それでも、ウェットスーツを着込み、装備一式を背負ってのエントリーとなる為、未経験者にはハードルが高いと言えるでしょう。

その為、ダイビング仲間だけで行うケースがほとんどです。
逆にいえば、気の置けない人だけの、肩肘を張らないアットホームな式になるとも言えるでしょう。

親の説得が大変

水中で行う結婚式は増えてきたとはいえ、それはまだまだダイバー内だけでの話です。
特に、変わった結婚式に対して難色を示す親族は少なくありません。
祝福された中で行う結婚式。その説得に苦労する人も多いようです。

水中結婚式の気になる疑問

陸上での結婚式は、様々なプランがありますが、水中結婚式の情報は多くありません。
そこで、水中でウェディングを挙げる時の、基本的な疑問に答えていきます。

式の費用はどれくらい?

二人だけで挙式を行う場合は、『約5万円~10万円』が相場になります。
この料金には、ウェットスーツやボンベのレンタル代と挙式費用が含まれるのが多いようです。

さらに、牧師やカメラマンには追加料金がかかるのが一般的。
他にはゲスト一人に付き、装備のレンタル代も含め、約2万円が追加で必要となります。

また、水中で披露宴は行なえませんので、必要に応じてレストランなどを予約する事が多いようです。

ドレスは自由に選べる

もちろん海水に浸かりますのでレンタルは出来ませんが、水中だからといって特に制約はありません。
ただし、水中で裾が翻るのを防ぐために、ウェイトを仕込むなどの一手間が必要です。

また、ドレスでのダイビングは、普段のそれとは勝手が違う事に、大半の新婦が戸惑ってしまいます。
その為、新郎には新婦をリードできるだけのスキルが要求されます。

新郎新婦ともにCカードは必須

海上までの深さを考えると、ダイビングのライセンスが無くても問題はありません。
しかしドレスやタキシードを着てのダイビングは難しく、式を円滑に行うにはダイビングのスキルが必要になるでしょう。

水中結婚式の様子は写真や動画になって残るものです。
ドレスの裾がなびく姿は人魚を連想させる美しさがありますが、それもダイビングスキルがあってこそ発揮できるのです。

結婚証明書が発行されない

水中では署名ができませんので、結婚証明書などの発行ができない事があります。
ただし日本で夫婦と認められるには『婚姻届』だけが必要で、『結婚証明書』は必ずしも必要という訳ではありません。

ウェディングの予約は沖縄の現地ショップまで

水中結婚式を企画し、運営しているのは地元のダイビングショップがほとんどです。
陸上の結婚式を企画するブライダルハウスでは、取り扱っていません。

また、彼らは「ダイビングのプロ」であり、「結婚式のプロ」ではありません。
式を成功させるには、新郎新婦の努力が重要になってきます。

日程は余裕を持って

屋外で行うウェディングは、どうしても天候に左右されてしまいます。
万が一、天候が崩れても大丈夫なように、日程には余裕を持たせましょう。

また、式を行うには多くの人員と時間が必要なため、シーズン中は受け付けていないショップもあるようです。

敷居が高そうな水中結婚式ですが、身内だけの小さなものであればそれほど難しい物ではありません。
結婚相手となるバディや、ダイビングショップの協力の下で、思い出に残る素敵な結婚式があげられる事を祈っています。

著者:佐久間和夫

WEBライター
アイコン
WEBライターです。型にはまらず様々な情報を発信していきます。好きなものは酒、おつまみ、自転車。