失恋が原因でうつ病を発症することはあります。
失恋は気分が落ち込みますから、うつ病と区別がつかないこともあります。なかなか立ち直れないのは、うつ病を発症していることが原因かもしれないのです。
失恋のショックも、仕事での失敗のショックも、転勤などの環境の変化も…比較的身近にある緊張や心へのダメージが、うつ病の原因になります。
一見、それほどショックな出来事でなさそうなものでも、他の要因と重なることで、うつ病を発症する原因になります。
もちろん、失恋も同じです。「今まで何度も失恋してきた」という人だって、他の要因と重なることでうつ病を発症することがあるんです。
うつ病に早く気づいて!「失恋」と「失恋うつ」の違い
うつ病の症状はさまざまですし、失恋での落ち込みも個人差があると言えるでしょう。しかし、失恋とうつ病の違いは、うつ病は1日中気分が落ち込んでいて、それが何日も続くという点でしょう。
もちろん、失恋も気分が落ち込みますが、しばらくして友達と会ったり、テレビを観たりした時には、相手のことを忘れて笑顔になれるものです。
しかし、うつ病ではそうはいかないのです。
こんな症状はありませんか??
- 今まで熱中していたものに興味がわかなくなった
- 何をしていても楽しくない
- とにかく憂鬱だ
- 仕事や勉強を集中できない
- 自分を責めてしまう
- 昼間でも眠くて仕方ない、または夜でも全然眠くならない
- 気分が沈んでいる
など
上記はうつ病に多い症状ですが、失恋でもよくある症状と言えるでしょう。でも、これが何日も続くのならば、うつ病を発症している可能性があります。
2週間も上記のような症状(1項目でも)が続いている場合には、念のため専門家に相談することをお勧めします。
失恋うつも早期治療が大切
「うつ病なんかじゃない」「失恋に負けない」と、頑張りすぎてうつ病を悪化させてしまうこともあります。
うつ病は、気持ちの強さや気持ちの持ちようなどでなんとかなるものではありません。適切な治療を、早期に始めることが大切でしょう。
失恋なのか、うつ病なのか…と悩む場合は、念のため専門家に相談することをお勧めします。
また、専門家に相談するほどでは…と二の足を踏んでいる人は、相談窓口を利用すると良いでしょう。