サロマ湖と浜頓別で100kmのマラソンやトレイルランなどを楽しむ|トピックスファロー

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2015年5月14日
サロマ湖と浜頓別で100kmのマラソンやトレイルランなどを楽しむ

サロマ湖と浜頓別には100kmのウルトラマラソンがある。北海道の雄大な景色の中で走る長時間のコースだ。アップダウンの激しいコースを走るトレイルラン。冬にはスノーシューマラソンなど、北海道のアクティビティを紹介します。

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驚異の二大ウルトラマラソンとは?

100km-marathon

100kmの過酷なサバイバル

ランニングが全国的に人気となっている。
北海道でも、その雄大な光景が魅力となっているレースがある。
それも100kmの長さのウルトラマラソンが2つある。

ともにオホーツク海を望む場所で開催される。
サロマ湖100kmマラソンと、
浜頓別町がスタートとゴール地点となる北オホーツク100kmマラソンだ。

100kmのウルトラマラソンは本州でも開催されているが、短いコースを何周もするコースが多い。
北海道の2つのマラソンは恵まれた広い土地で雄大なコースに特徴がある。

サロマ湖100kmマラソン

サロマ湖の場合、1周92kmある湖の立ち入れない場所をのぞく70kmがそのままコースとなる。その中には、湖の中に突き出した突端の両側を走る美しい場所があり、常呂川の土手のコースを加え、100kmとなった。
途中には国道を走る部分もある。佐呂間町、湧別町、常呂町と3町の協力があってこそのコース設定だ。

サロマ湖大会は、1986年に始まった。1993年の第8回大会でウルトラマラソンでは初めて日本陸上競技連盟の公認レースとなった。
そのため、記録を狙うアスリート派と100kmを楽しむランナー派に分かれた。
人気も高まり、100kmの参加者は1000人を超えた。

1994年には、国際ウルトラマラソン協会(IAU)公認の「IAUワールドチャレンジ」として、世界的な大会になった。
IAU会長からは、「最も美しいコース」とのメッセージも贈られた。「IAUワールドチャレンジ」シリーズではヨーロッパ以外で開かれる初の大会となった。

現在、100kmのウルトラマラソンの世界記録は男女ともに6時間台と驚異的なタイムとなっている。その男女はともに日本人が記録を持っており、2人ともサロマ湖マラソンで樹立している。

北オホーツク100kmマラソン

北オホーツクも、クッチャロ湖の周囲を巡る50kmコースと、牧草地が広がる酪農地帯を走る50kmコースがあり、合わせて100kmとなる。
こちらも途中には、走っても走っても15kmの直線が続く「エサヌカ直線道路」や、オホーツク海沿岸道路の反対側には風力発電の風車がずらり並ぶ光景が広がる。のんびり牛が昼寝をする牧草地帯を抜けるコースもあり、ランナーの目を楽しませる。

北オホーツクは、陸連の公認にはなっていないが、クッチャロ湖に沈む夕日などの美しいコースは年々評判になっている。

日本のウルトラランナーは世界的な実力者がそろっているが、それもこうしたウルトラマラソンの長年の開催の成果になっている。

リュックサックを背負うトレイルランとは?

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富良野、ルスツと様々な場所で開催

マラソンやクロスカントリーが装備を持たないで走るのに対し、

トレイルランは小型のリュックサックに装備を入れて走る特徴がある。

登山やマラソンとは違った自然との触れ合い、爽快感が人気になっている。
トレイルラン専用の装備もできている。
例えば、シューズは登山靴より軽量、ランニングシューズより丈夫でグリップ力が高められている。

ペットボトルを飲みながら山道を走るのは危険なため、途中の給水もバッグに備えたボトルからチューブで給水できるシステムが用意されている。

北海道らしい装備としては、熊鈴がある。本州にはいない大型のヒグマがいるので必須の携行用具だ。

トレイルランも北海道各地で実施されている。
富良野スキー場で行われる富良野トレイルラン&アドベンチャーは富良野スキー場を2周する30kmコースが参加者の挑戦心をあおる。
小学校高学年から参加できるビギナーコースから、親子で楽しめるアドベンチャー宝探しもある。

「ピンネシリ登山マラソン大会」は、ピンネシリ山の麓から標高1100mの山頂まで片道21kmのコースを往復する。登りのみ、と下りのみのコースはなかなかきつい。

留寿都村のルスツリゾートや貫気別山付近で開かれる「トレイルランニング大会」は30km、50km、70kmの上級者向けコースがそろう。

これらトレイルランの人気で、北海道トレイルランニングクラブも2010年に発足し、練習会などを実施している。
トレイル整備やレスキュー講習会、地図読み講習会などを開いている。

トレイルランが一時の人気で終わらず、自然保護とリスクマネジメントをとれるスポーツへと意識を高めている。

冬もユニークなマラソンがある

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最近登場した冬のランニングに、スノーシューランがある。
旭川のカムイスキーリンクスで開催された。

これは、日本で古くから雪国で使われた、かんじきに似た、雪上用歩行具「スノーシュー」を使って、雪山や雪原を走る。

スノーシューは長さ60cm、幅20cm程度の楕円状で、ベルトで靴に固定する。裏にはスパイクがついて滑りにくく、面積が大きい分、雪の中に潜り込まないようになっている。

歩いたり、走ったりすると、靴のかかとが上がるので、新雪の上でも移動が楽になる。スノーシューの幅が広いため、ややガニ股気味にするのがコツだ。

新雪の誰も足跡のない雪原を進むのは、気持ちがいい。冬とはいえ、5分とたたないうちに汗が噴き出す。

スノーシューランの爽快さを感じるのは、下りだ。
スノーシューがミニスキーの役割を果たすので、滑り降りる感覚で進むことができる。
冬のマラソンとして、今後人気になりそうだ。

夏も、冬も、北海道のマラソンは雄大な自然の中で走るのが楽しい。

著者:メイフライ

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スポーツ関連や、バイオマス、太陽光などのエネルギー関連で取材、ベンチャー企業の企画室での職務経験があります。