【金属アレルギーの人の指輪選び】プラチナなら安全は間違い|トピックスファロー

  • フォークラスのライター募集
2013年2月25日
【金属アレルギーの人の指輪選び】プラチナなら安全は間違い

金属アレルギーがあっても、結婚指輪や婚約指輪を身に付けられないというわけではありません。また、アレルギーがあるからプラチナなら大丈夫というのも間違いです。ここでは、金属アレルギーや金属アレルギーの人のアクセサリー選びのポイントをご紹介しています。

WEBライター
  

そもそも金属アレルギーって何??

「金属でかぶれるから金属アレルギーだろう…」という人が少なくないのでは??きちんと金属アレルギーのことを把握していない人がすごく多いようです。

金属アレルギーは「アレルギー性接触皮膚炎」とも呼ばれ、アクセサリーなどの金属イオンが体内に侵入することにより起こります。体が金属イオンを異物として認識し、アレルギー反応を起こしてしまうのです。

金属アレルギーは、アクセサリーなどを身に付けなければ自然に症状が改善されますが、無理に身に付け続けてしまうと、悪化して鍵やコインまでも触れられなくなってしまいます。進行してくると、日常の生活にも支障をきたすようになってしまいます

金属アレルギーに気付いたら、まずは原因となったアクセサリーなどを身に付けないようにして、悪化させないようにしましょう。原因になった金属になるべく触れないようにすることが大切です。

どの金属にアレルギーを起こすのか、把握できていますか??

「金属アレルギーだから指輪はつけられない」ということはありません。アレルギーがあっても、結婚指輪に婚約指輪、大切な人とのペアリングを身に付けたいですよね。

そのためには、しっかり金属アレルギーと向き合うことが大切です。どの金属でアレルギーを起こすのか把握することで、アレルギーを起こさないアクセサリー選びが可能になるのです。
無理なく指輪やネックレスなどアクセサリーを身に付けるためにも、これ以上金属アレルギーを悪化させないためにも、自分の金属アレルギーについて把握することが大切でしょう。

どの金属でアレルギーがあるのか把握するには??

皮膚科で受けられるパッチテストを行えば原因となる金属がわかります。…が、どこの皮膚科でもパッチテストが受けられるわけではありません。
アレルギーを専門としている皮膚科や美容皮膚科、総合病院などで行っているので問い合わせてみると良いでしょう。

「プラチナなら安全」は間違い

安全な金属だとされているプラチナですが、実はプラチナなら何でも安全というわけではありません。プラチナだけでなく、ゴールドやシルバーもそうですが、貴金属の耐久性を高めるために「割金」が混ぜ込まれていることがほとんどです。

プラチナのみの純粋な貴金属では、キズが付きやすかったり、カタチが崩れやすかったり…と貴金属の美しさを維持できないため、「プラチナ」と謳っていても他の金属も使用されているのです。

プラチナの割金には、バラジウムやイリジウムなどが使われることが多いです。(また、ゴールドには銅、ホワイトゴールドの場合はニッケルなどが割金として使用されることが多いです。)

プラチナの指輪なのに、使われている割金が原因となってアレルギーを起こしてしまう場合もあります。自分の金属アレルギーの原因を知ったうえで、割金にどの金属が使われているのかをチェックしてアクセサリーを選ぶことが大切でしょう。

「純度が高い=良い」とも言い切れない

他の金属が含まれている割合が少ない、つまり純度の高い方が良いのでは??と思う人もいるでしょう。
特に大切な結婚指輪や婚約指輪となると、純度の高いものを…と思ってしまうかもしれません。

先にも紹介したように、他の金属が混合されるのは指輪などのアクセサリーの耐久性を高めることが目的です。
純度の高いものは、キズがつきやすかったり、変形しやすかったり…ということもあります。大切なアクセサリーだからこそ、美しさを維持できる丈夫なものを選ぶというのも一つの選択肢と言えるでしょう。

著者:佐久間和夫

WEBライター
アイコン
WEBライターです。型にはまらず様々な情報を発信していきます。好きなものは酒、おつまみ、自転車。