北海道日高地方の新冠町はサラブレッドの町だ。 ハイセイコー、オグリキャップにゆかりのある像や記念館がある。 多くの牧場が位置する「サラブレッド銀座」では、ビッグレースを制した名馬が子作りの余生を過ごす。そばではダービーを目指す若駒が躍動する。
北海道内を車でドライブする時に、寄りたくなるのが各地にある道の駅だ。地産地消の直売所以外にも、ユニークな道の駅がある。余市町の「スペース・アップルよいち」のテーマは「宇宙」。「サーモンパーク千歳」では秋に川を遡上するサケの姿が観察できる。
幕末の風雲児、坂本龍馬は北海道を訪れたことはない。しかし、函館に北海道坂本龍馬記念館がある。なぜ? 実は、龍馬は北海道開拓の夢を持ち続け、暗殺されなかったら蝦夷地に渡ったと考えられている。その夢を継いだ龍馬の子孫達が、北海道に渡って開拓の足跡を残したのだ
洋館の中にあるらせん階段は、まるで「アナと雪の女王」のワンシーンに使われたかのよう。ドレスをレンタルすることもできるので、映画の中のヒロイン、アナやエルサの気分になりきることもできる。そんあ「雪の美術館」が旭川にある。目下、人気急上昇中だ。
高倉健さんがスターとなると同時に網走刑務所は有名になった。現在、旧網走刑務所が博物館として一般公開されており、監獄食の食堂や、実際に使われた獄舎が見学できる。この刑務所は明治維新の政争で生まれ、北海道の開拓に影響した歴史を持つ。
毎年、夏になれば北海道の各地でロック、ジャズとクラシックのフェスティバルが開かれる。中でも「ライジング・サン・ロックフェスティバル」は6万人を越える観客が訪れる。また、「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」はクラシックの若手音楽家育成も兼ね1ヶ月間に渡って実施される。
地平線の彼方、どこまでも真っ直ぐに続く道路。本州ではなかなかない。こんな風景も、北海道には直線29.2kmの日本一の道路をはじめ、数km続く直線道路が多い。「天に続く道」「ジェットコースターの路」の名所も。さらに直線道路には昔の技術者が仕掛けたミステリーがある。
新選組副長、土方歳三。 南に函館山を望み目の前に七重浜が広がる平坦な原野が、新政府軍の流れ弾を受けた土方の最後の地となった。 京都でその名を轟かしながら、鳥羽伏見から関東、会津と敗戦を続けながら蝦夷地へ。土方は北海道に大いなる夢を求めたのか、死地を見つけたのか。
北海道日高地方の平取(びらとり)町には、義経神社がある。 御神体は源義経、奥州で死んだとされるが、実は生き延びて北海道に渡ったとされる義経伝説を象徴する神社だ。 義経の跡を辿る
大雪山麓から富良野、十勝を結ぶルートを「ガーデン街道」と呼ぶ。総延長は実に250kmにも及ぶ。イングリッシュガーデンの趣を北海道の風土に溶け込ませた個性的な8つのガーデンが連なる。和風庭園とは一味違った、北海道ならではの風景が次々と目の前に展開する。