40代後半~50代前半は運動器の機能低下に注意!
近ごろ健康問題として注目されるようになった“ロコモ”を知っていますか?
ロコモとはロコモティブシンドロームの略であり、日本語に訳すと運動器症候群といいます。
一体どのようなものなのかというと、運動器(骨・関節・筋肉)の機能低下が起こり、自力で体を動かすことが困難になってしまった状態のことを指します。
運動器の機能低下は40代後半~50代前半から急に始まるとされていますから、この年代にさしかかったらロコモ予防を意識した生活を送るように心掛けましょう。
重症になるとベッドから自力で起き上がれなくなる
ロコモの代表的な症状が歩行障害であり、足腰が痛くて長時間歩けなくなる、階段の上り下りが大変になるなどのトラブルが起こります。重症になるとベッドから自力で起き上がることすら不可能になり、介護が必要になってしまいます。
外出中もさまざまな危険が伴います。例えば横断歩道を渡りきらないうちに赤信号に変わってしまったら…車に跳ねられるかもしれないですよね。何とか渡り切ろうと無理をしたら、バランスを崩して転倒し骨折する恐れもあります。
ロコモになると、こんな風に一気に日常生活がスリリングなものに変わってしまうのです。
加齢や日ごろの運動不足などがロコモを招きます
ロコモの原因には、骨や関節の病気(骨粗しょう症など)、加齢や運動不足による筋力の低下の2つがあります。前者は自分の力のみで予防するのは難しいですが、後者であれば自分の心掛け次第で予防することができます。
加齢による筋力低下は仕方のないことですが、だからと言って何もしないと拍車がかかってしまいます。
積極的に運動を続ければ、たとえ高齢者であっても十分に筋力の維持や増進が可能です。
もし信じられなければ、ちょっと極端な例ですが昔懐かしい「にんにく卵黄」のおじいちゃんを思い出してみてください。すばらしい筋肉の持ち主でしたよね?あの方は当時64歳だったそうですよ。
もしかするとロコモかも?自己チェックしてみよう
以下の項目に1つでも該当するものがあったら、ロコモの可能性大です。
早目に整形外科を受診して運動器機能に問題がないか、よく調べてもらいましょう。
- 片脚で立って靴下を履こうとすると、転びそうになる
- 障害物がない場所でつまずく
- 手すりに掴まらないと階段を上れない
- 横断歩道を渡り切るうちに赤信号に変わってしまう
- 足腰が辛くて15~20分以上は歩けない
- 2リットルのペットボトルを持ち歩けない
- 掃除機をかけたり布団の出し入れが困難である
片脚立ちやスクワットが効果的!やり方を教えます
筋力低下によるロコモを防ぐには、片脚立ちやスクワットが効果的です。
誰でも簡単にできますから、ロコモの危険がある方はすぐに始めましょう。それぞれのやり方を教えます。
【片脚立ちのやり方】
- 転倒防止のために、テーブルなどに片手を乗せます。
- その状態のまま軽く片脚を上げて、1分間キープしてください。
- 左脚と右脚を1分間ずつ、1日3セット行いましょう。
【スクワットのやり方】
- 両脚を肩幅くらい開きます。
- 深呼吸しながら、ゆっくりと膝を曲げ伸ばしします。
- 1日の回数は、5回×3セットが理想的です。
※辛ければ、椅子やソファーの背もたれに両手を掛けて行ってください。
※正しいフォームが判らないという方は、以下の動画を参考にしてください。
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