韓国で失明や角膜移植手術が必要になるなどのトラブルが発生していた!
韓国製のカラーコンタクトに色素溶質や細胞毒性がみつかっています。また、カラコンの副作用によって、失明や角膜移植が必要になったケースも発生しているとされています。
韓国では、特に10代の若い世代に、カラーコンタクトレンズの使用によるかゆみや視力低下などの副作用が急増しています。
日本では大丈夫なのか??
日本では平成21年11月から、カラコン(視力矯正を目的としてないコンタクトレンズ)が薬事法で「高度管理医療機器」として規制されるようになりました。
かつては視力矯正を目的としない、おしゃれ用のカラーコンタクトは規制されていなかったのですが、日本でもカラコンによる目のトラブルが増加したことを受けて、国が動いたのです。
「高度管理医療機器」だと何が違う??
高度管理医療機器を販売するためには、医療機器販売業の許可が必要となります。そのため、許可を取得せずに販売することは違法となるのです。
また、扱う商品も安全性の確認が取れているものでなくてはなりません。
つまり、医療機器販売業の許可を取得している販売店ならば、安全な商品を扱っているので安心して購入できるということになります。
カラコンの副作用は誤った使用方法も原因の一つ
確かに副作用を引き起こすカラコンが韓国で販売されていましたが、カラコン副作用の原因は商品だけでなく、間違った使い方にもあったのです。
医薬品・医療機器等安全性情報によれば、平成21年~23年に医薬関係者から厚生労働省に報告があったもカラコン副作用だけでも、69件にもおよびます。
そして、その主な原因は「使用時間を守らず長時間つけていること」「カラコンの不衛生」など、誤った使用方法でした。
正しい使用に対する意識の低さも指摘されています。また、カラコンの副作用に関する知識が不十分であることも問題とされています。
失明などの重大な副作用は、かゆみなどの症状から始まっている!
カラコンによる失明などの重大な副作用が起こっていますが、カラコンをつけてすぐに失明しているわけではありません。目の違和感やかゆみなど、軽い症状を放置したことが失明などの重大な副作用を引き起こす原因になったとも言えるでしょう。
コンタクトレンズは、正しい使い方をしていても、リスクはあると言われていますが、定期的に検診を受けたり、小さなトラブルでも眼科を受診したりすることで大きなトラブルを防ぐことができます。
しかし、「眼科検診を受けずにカラーコンタクトをネットで購入する」「カラコン使用中に定期検診に行かない」というケースも多く、そのこともカラコンの副作用やその悪化を増加している原因と考えられています。
カラコンの重大な副作用を防ぐためには、かゆみなどの症状が見られたら、軽い症状でも眼科で相談することが大切でしょう。
また、定期検診を受けること、副作用が生じたらカラコンの使用を中断することも大切です。
カラコンの副作用を防ぐためのポイント
カラコンによる副作用を防ぐためには、まず安全性の高い商品を購入することが大切でしょう。
購入するお店が「医療機器販売業」の許可を得ているかどうかを確認し、安全性の高い商品を扱っているお店で購入すると安心です。
また、正しい使用方法を守ること、使用中は定期的に健診を受けることが必要です。
初めてコンタクトレンズを使用する場合は特に、正しい使用方法を眼科で教えてもらうことは大切なことです。