仕事を中途半端にさせない、あなたのやる気を復活させる方法
朝にモチベーション高く仕事を始めたはずなのに、昼前には漫然とディスプレイや手元を眺めていたという経験、ありませんか?
人間の集中力は30分、長くて90分程度しか持たないといわれていますが集中力が切れるとそのままやる気もプツッと切れてしまうもの。
仕事に戻ってもやる気がなかなか戻ってこないから効率も上がらない、時間が掛かる、残業で補うしかない…という循環。これは最悪のパターンですね。
最近はオフィスに縛られない「ノマドワーク」が広まっていますが、オフィスの緊張感がないノマドワークではやる気の管理は非常に重要になります。
やる気を復活させるための方法、それは一体どのような物でしょうか?
集中力は休みを挟むと復活する
前述したように人間の集中力は30分から90分しか持続しないといわれています。集中力が切れると注意力散漫、記憶力の低下、手遊び・よそ見などの逃避行動などが現れて勉強や仕事の効率が下がってしまいます。
途切れた集中力を回復させる方法、それは休憩を入れることです。人間の集中力は、集中する対象から短時間でも離れると回復して、また30分~90分集中力が持続するようになるのです。
集中力を復活させることは、やる気の復活法の基本となります。
目的と達成状況を再確認しよう
やる気が湧いてこない状態の時は、「どうせやっても無駄」みたいな厭世観に似た諦めの気持ちでいっぱいになっていることがしばしばです。
そんな時は、自分が達成したいと思っている目標・目的と現在までに積み上げた目標への達成状況を再確認するのが一番です。
人間は何事においても、自分が積み上げたものが一定量を越えると「一時の気持ちだけで投げ出すのはもったいない」と考え、最後まで続けようという気持ちになるのです。
達成状況を確認できるよう、手帳などにその日の仕事内容を記載すると便利です。
目標を小分けに立てよう
小学生の頃の夏休みを思い出してみてください。一日のスケジュールを組む課題を提出する時、あなたは一日の勉強時間を何時間に設定しましたか? そしてそれを一日たりとも違えずに達成できましたか?
目的達成の為、最初に大きな目標を立てるのはモチベーションを高めるのには有効ですが、やる気を維持する上では逆効果になります。
目標達成に掛かる時間や労力が大きすぎると、「やる気を失って途中で投げ出してしまっても仕方ないな」という言い訳を、自己正当化するのと同じことになります。
目標を立てる場合は、一日以内に達成できる小さな目標を連続するように立てるのがベストです。目標を達成したときの結果が同じであれば、目標の大きさは問題ではないのです。
その日に出来ることを先延ばしにしない
物事が中途半端、三日坊主に終わるのは大抵の場合「これは明日でも間に合うな」という先延ばしが尾を引いているものです。
夏休みの絵日記を「後でまとめて書けばいい」と思って先延ばしにしていたら、
「○日の天気は」「■日は何をしたか」…と調べ物をする必要が出てきたことはありませんか?
その日のうちに出来る簡単そうな物事ほど、先延ばしにすると解決するための手間が増えてしまうもの。
スケジュール調整のために先延ばしにしたはずが、スケジュールを乱す原因になってしまっていたのでは話になりません。そして、スケジュールの乱れに振り回されてやる気を喪失すると言う最悪の結果に…。
そうならない為にも、「今日でも明日でも出来そうなこと」は率先してその日のうちに消化してしまうのが一番です。
目標達成のご褒美を用意しよう
言い方は悪いですが、「馬の鼻面にニンジンをぶら下げない」とやる気が出ないタイプの人は少なからずいるものです。
高校・大学受験の時に「合格したらパソコン買ってあげる」「旅行に連れて行ってあげる」と親から囁かれたこと、ありませんか?
目的を達成した時にご褒美を貰えること、これはやる気を生み出す原動力になります。ご褒美の内容はどんなものでも構いません。
美味しいスイーツでも人気のアクセサリーでも最新のパソコンでも何でもいいのです。人間は現金なもので周囲からの賞賛の声といった形のないものより、食べ物などの形のあるもので褒めてもらったほうが嬉しいのです。
プラス思考を持って取り組もう
やる気を失った時に感じる「自分には無理だ」という気持ちは、やる気の復活の妨げになります。プラス思考で後ろ向きになっている気持ちを振り払い、やる気を取り戻さなければなりません。
今自分が不安に思っていることを紙に書き出してみましょう。後ろ向きな言葉で構いません。
そして、不安の内容を前向きになるように書き換えましょう。
例えば「時間が足りない」のであれば「短い時間で集中して終わらせられる」、「人手が足りない」は「少人数で効率よく仕事を回せる方法を考えられる」というように、制限になる物事は障害ではなくチャンスであるとプラス思考で捉えるようにするのです。
プラス思考で考えるようにすれば、壁にぶつかってもやる気を甦らせるためのヒントがすぐ傍にあることに気が付くはずです。