NO.4:NISAを利用して長期運用の積立投資を始めよう|トピックスファロー

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2024年10月31日
NO.4:NISAを利用して長期運用の積立投資を始めよう

お金がある程度、貯まったら投資へ 労働収入や人的資本で、ある程度、貯金やスキルを得ることができたなら、いよいよ投資していきましょう。 投資といっても様々なスタイルがありますが、本シリーズで筆者が勧めるのは、NISA枠を使 […]

戦争遺跡ライター
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お金がある程度、貯まったら投資へ

労働収入や人的資本で、ある程度、貯金やスキルを得ることができたなら、いよいよ投資していきましょう。

投資といっても様々なスタイルがありますが、本シリーズで筆者が勧めるのは、NISA枠を使ったインデックス投資です。

本記事ではこの投資方法の概略を紹介。次記事以降では、年齢、属性、趣向などに合わせて深掘りしていく予定です。

また筆者は、「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡シリーズ」で海外に行き歴史探索もしており、商業出版もしています(拙著ヒトラー野望の地図帳 2017年出版)。歴史、戦争、ナチズムの観点からも投資や資産形成、社会問題に語りたいと思います。

政府が推奨する非課税の投資制度、NISA

基本戦略は、インデックス投資の積立て

まずは昨今、よく聞かれるようになったNISAと投資の概要について説明します。

NISAとは、株の商品名ではなく、投資の利益に税金がかからない日本政府公認の制度です。

2014年、日本にNISAが誕生。2024年からは新NISAとなり、最大1800万円、年に360万円、月に30万円まで非課税枠が拡大しました。

詳しくは、金融庁のホームページで確認してください。

NISAを知る
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/index.html

一般的な株というと、企業の個別株を連想しますが、その企業の株もNISA枠で買えます。しかし、本シリーズでは、インデックス投資という積立投資をすることを推奨します。

インデックス投資(インデックスファンド、投資信託とも表現される)とは、株のパッケージ販売みたいなもので、証券会社が世界中の優良企業の株を少しずつ自動的に、その時の時価によって組み替えしてくれて、買ってくれます。

資金を月ごとなど分割して一定額を定期的に継続して積立投資をドル・コスト平均法と言います。そして、金融商品を購入し続けた場合、価格が下がった時は購入量は多くなり、株価が下がった時、購入量は少なくなります。

長期運用を前提とした積立投資は、「低コスト、広く分散」というのが基本になります。

その特性に合うのが、一般的にはこの2つの商品です。

  • オルカン(世界株)
  • S&P500(アメリカ株)

オルカン(世界株)は、まさにその名の通り、全世界の株を買っている商品です。ただし、アメリカ株が約6割を占めています(2024年11月時点)。
S&P500(アメリカ株)は、アメリカの優良会社の株だけを買ってくれます。

アメリカ株といっても、日本や世界中でお馴染みの企業であるGoogle、Amazon、Apple、Microsoftなどのアメリカ企業であり、オルカンもS&P500もそうした企業の株を含んでいます。

オルカンもS&P500の中身もアメリカ主体なのは、現在社会では世界経済もアメリカ主体となっているからです。

19世紀から世界経済は右肩が上がりで成長している

これらのインデックス投資は、短期売買で利確することが目的ではなく、10年、15年のスパンで長期運用が前提となっています。もちろん状況によって短期でも解約はすることはできます。

毎月自動的に一定額を積立てて放置するだけで、それ以外は基本的にすることはありません。

利子に利子がつく複利効果というものが生まれ、お金が雪だるま式に増えていきます。

もちろん、世界情勢によって、リーマンショックやコロナで一時的に暴落が起こり、含み益がマイナスになり、元本を切ることもありますが、世界全体の株は基本的に長期的に右肩上がりになっていくというのは歴史が証明しています。

株式市場ができた19世紀から200年近く経っても世界大戦などで、一時的な暴落があっても右肩上がりになっています。それは世の中を進歩、発展させるという人間の根本的な欲求により、世界は成長し続けているのです。

上述のように暴落時は株が安く仕込めるので、長期で積立ている運用者にとってはたくさんの株が買えて、ボーナスステージともいえます。個別株みたく短期で売買する類いのものではないですから、安くたくさん仕込めているので、上がった時に一気に含み益が大きくなります。どっちに転んでも楽しめる投資方法だと思います。

長期運用して、含み益が多くなっているであろう年金をもらう頃に少しずつ取り崩していくのが良いといわれています。

次記事以降では、NISA枠を使った、インデックス投資の注意点をお話ししたいと思います。

著者:ヒロマル

戦争遺跡ライター
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1979年神奈川県生まれ、神奈川県逗葉高校、代々木ゼミナールで1浪、立教大学経済学部卒業。

大学在学中からヨーロッパ、アジアなどを海外放浪してハマってしまい、そのまま新卒で就職せずフリーターをしながら続ける。その後、会社員生活をしながらも休み、転職の合間を利用して海外放浪を続ける。50ヶ国以上訪問。会社の休暇を利用して年に数回、渡欧して取材。

2012年からライター業を会社員との二足のわらじで開始。
2014年からwebメディア(株)フォークラスのTOPICS FAROで2つのシリーズを連載中。

▼もんちゃんねる(You Tube)
https://www.youtube.com/channel/UCN_pzlyTlo4wF7x-NuoHYRA

▼「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡」シリーズ
https://topicsfaro.com/series/warruins
ヨーロッパ各地を取材し、第二次世界大戦に関する場所を紹介。
軍事用語などは極力省き、中学レベルの社会の知識があれば楽しめる記事にしています。
同シリーズが2017年に書籍化。
「ヒトラー 野望の地図帳」(電波社)から全国書店の世界史コーナーで発売中。

▼「受験に勝つ!世界史の勉強法」シリーズ
https://topicsfaro.com/series/wh
2018年から主に世界史を中心とした文系の勉強方法について執筆。
大学受験だけでなく、大学生や社会人の大人の教養としての世界史の勉強方法にも触れて、
高校生、大学生、社会人とあらゆる世代を対象としています。

世間の文系離れを阻止して、文系の学問の復権に貢献することが、2つの連載の目的です。

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