【第41回】チャンスを活かすために!委託販売のメリット・デメリットとは?|トピックスファロー

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2015年11月5日
【第41回】チャンスを活かすために!委託販売のメリット・デメリットとは?

委託販売で考えられるメリットとデメリットは具体的にどのようなものでしょうか。

ファッションライター
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委託販売で広がる可能性

委託販売なら買取契約よりもセレクトショップ側の負担がなく、セールスがしやすい形態です。では、委託販売で考えられるメリットとデメリットは具体的にどのようなものでしょうか?
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メリット

有名セレクトショップにて展開できる

自身のブランドを広めるには、たくさんのショップで取り扱ってもらうことが一番の宣伝となります。
さらに、有名なセレクトショップで取り扱いがあれば、より効果的にファッションが好きな人へブランドを知ってもらえることになります。
委託販売であれば、セレクトショップ側が在庫を抱える必要がないので、新規での取り扱いが実現しやすくなります。
セレクトショップ側もお試しとして新しいブランドを投入して、お客さんの反応を見ることができるので、委託販売には前向きです。
セレクトショップに自身のブランドアイテムが並ぶと、たくさんの人の目に入り、手に取ってもらえる機会が増えます。
このように始まったばかりのブランドであれば、委託販売をうまく利用して、よりたくさんの人にブランドを知ってもらうことや手に取ってもらえる効果的な方法で宣伝活動を行っています。

結果がよければ買取契約を得られる

委託販売でセレクトショップに取り扱いをしてもらった場合、商品の反応がよければ、次回から正規の取り扱いにて契約することも可能になります。
その場合、よりブランド側の条件が良くなる買取契約を希望しましょう。
セレクトショップにもよりますが、ショップ側にリスクが少ない委託販売を継続して希望される場合があります。
委託販売はブランド側にとって宣伝効果はありますが、安定した売上が期待できないので、できる限り買取契約ができるように進めましょう。
どうしても委託販売を続けることになれば、掛け率を高めに設定することで、少しでもブランドとして売上を確保することが重要です。

ブランドを広める広告効果が期待できる

たとえ委託販売でもセレクトショップで取り扱ってもらえば、どんな宣伝活動や広告よりも効果的な結果が得られます。
お客さんの立場からすれば、買取契約や委託販売などは関係無く、「あのセレクトショップで扱われているブランド」として認知されます。
そのため、自身のブランドが有名なセレクトショップで扱われることになれば、知名度は一気に上がるチャンスになります。
また、ひとつのセレクトショップでの取り扱いが決まれば、話題性やお客さんの反応で、他のショップからも注目されるチャンスもあります。
このように委託販売を試すことで、新しい取引先が決まりやすくなります。委託販売が実現したら、営業を行う際に、セールスポイントとして取り扱いショップの名前を挙げるなど、効果的に活用しましょう。

デメリット

売れなければ、利益にならない

委託販売は簡単に言うとセレクトショップへ服をレンタルに出していることと同じです。 その為、取り扱いか決まってたくさん納品したとしても、売れなければお金は入ってきません。
さらに、セレクトショップ側も自分達の在庫を減らそう努力するため、他の買取商品を意識的に売ろうとします。
そのため、高い値段の服などであれば最悪の場合、1点も売れない結果になることもあります。委託販売で取り扱いが決まったとしても、先ずはあまり売れることに期待しないようにしましょう。
セレクトショップに商品が展開されることで、十分な宣伝効果があります。短期的な売上ではなく、ブランドの知名度を高める長期的な利益として、委託販売を活用しましょう。

在庫として戻ってくる

委託販売が終わると売れ残った商品がショップから戻ってくることになります。
これは、たくさんの商品数や種類をショップに納品していれば、たくさん戻ってくるリスクは高くなります。
戻ってきた商品はブランドとしての在庫になるので、多ければ多いほど負担となってしまいます。
シーズンアイテムであれば、早い段階でセールを行うことや、次回の売れる時期まで保管するなど、何らかの対応が必要になるので業務も増えます。
小さい規模のブランドであれば、委託販売をする際はムリの無い商品数をセレクトショップに納品するなど、負担とのバランスを考えて行うようにしましょう。
また多くのブランドは、委託販売が終わったアイテムや在庫、サンプルなどをまとめてサンプルセールとして現金化しています。在庫が貯まる一方であれば、思い切って手放すのも方法のひとつです。

委託管理が大変

委託販売を行っている際に一番負担となることが、委託販売商品の管理です。
納品する際の出荷作業から、委託販売中の売上報告のチェック、委託販売終了後に戻ってきた商品の検品など多岐にわたります。
特に、委託販売終了後はセレクトショップからの売上数や金額と、戻ってきた残りの商品を照らし合わせて計上ミスがないかどうかのチェックが必要です。
売上に対して残りの商品数が少ない場合は、盗難や紛失の扱いとなってしまいます。ブランド側が損をしない為にもしっかりとチェックする必要があり、商品数が多いほど負担となります。
少しでもスムーズに作業ができるように、伝票管理などをしっかりと行うようにしましょう。

使い方次第で役立つ委託販売

委託販売は在庫や出荷作業など、ブランド側の負担となることが多いですが、より知名度を上げる為には効果的な方法と言えます。うまくお客さんの良い反応を得て、取り扱いショップを増やしていきましょう。
【連載】ファッションブランドの作り方

著者:yu-ki

ファッションライター
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英国にてロンドンコレクションブランドでのデザインアシスタント経験後、東京コレクションブランドのセールススタッフ、海外ブランドのPR会社を経てファッションライターに。
ファッション業界の内部での活動から得た情報やファッション業界だけの常識など、他の業界とは違う特殊な世界をご紹介致します。