ブランドを取り扱ってもらいたいショップを探そう!
セールスを行うにあたって、出発点とも言えることが、セレクトショップを探すことです。自分のファッションブランドのアイテムを並べて欲しいショップや、気に入ってもらえそうなショップをよりたくさん探すことが大切です。そこで、より効率的に全国にあるセレクトショップを見つける方法をご紹介します。
インターネットと雑誌などを駆使して、素敵なショップを見つけましょう。
載せたいと思うテイストの合った雑誌をしっかりチェック
自身のファッションブランドを取り扱ってもらうセレクトショップの見つけ方はインターネットやファッション雑誌で探すことが効果的です。インターネットは膨大な情報量が特徴ですが、ファッション雑誌は厳選された旬な情報が効率良く手に入ります。
自身のブランドとテイストが合うファッション雑誌は常にチェックするようにしましょう。
テイストの合ったファッション雑誌の見分け方は、自身のブランドを載せたいと思う雑誌かどうか。
雑誌に載っている他のブランドとコーディネートしても違和感なくスタイリングできるかどうかなどで判断しましょう。
常にテイストの合った雑誌をチェックしていれば、他のブランドがどのようなデザインを出しているか、新しいショップのオープン情報などが手に入ります。
地方のショップ情報が重要
ファッション雑誌には都内や全国の情報だけでなく、関西に特化したファッション雑誌もあります。代表的な雑誌が『SEVEN HOMME』です。
この雑誌は、関西のセレクトショップなどの情報を集めるなど、地域密着型の雑誌として話題となっています。
年に2回の出版ですが、セレクトショップを知るにはとても役立つ関西のファッション雑誌です。
関西のファッション雑誌として長く愛されている『カジカジ』も関西全体のセレクトショップ情報を得るにはかなり役立つ雑誌です。
隔月の出版となっていますが、ホームページの情報と並行して、関西のセレクトショップの旬な情報が手に入ります。
また、全国展開の雑誌でも特集などで関西や九州のセレクトショップを特集している場合があります。
インターネットだけでは分からないセレクトショップの情報なども手に入るので、小まめにチェックするようにしましょう。
競合ブランドの取り扱いリストをチェック
効率良く取り扱ってもらえそうなセレクトショップを見つけるのであれば、自身のファッションブランドの競合ブランドを利用しましょう。競合ブランドは本当に競合しているブランドでは無く、似たテイストのブランドで問題ありません。
競合ブランドのホームページなどで取り扱っているショップリストを調べます。
似たテイストのブランドを取り扱っているセレクトショップであれば、自身のブランドも気に入ってもらえる可能性は高いです。
また、すでに取り扱っている競合ブランドとのコーディネートも提案でき、セレクトショップ側にも接客の幅が広がります。
ゼロからセールスを行うセレクトショップを見つけることは大変ですが、競合ブランドの取り扱いショップリストで、効率的に受注見込みのあるショップを見つけることができます。
さらにショップ側も、新しいブランドを取り入れようと考えている場合、テイストが似た新しいブランドであれば、顧客の方にも受け入れられやすいので、少量でも受注が付くことがあります。
ファッション通販で無視できないZOZOを利用する
インターネットを利用して、全国の個人オーナーのセレクトショップを見つける事もできます。ネット検索を利用してセレクトショップを探すとたくさんのお店が検索結果に出てきます。
この中から探すことも可能ですが、効率的に自身のブランドに合ったセレクトショップを見つけるなら『ZOZO』を利用することをオススメします。
ZOZOはファッションに特化したオンラインショップで、セレクトショップやコーディネートなども見ることができる、日本最大級のファッションサイトです。
ファッションに敏感な方ならZOZOを利用していることから、全国のセレクトショップの大半がZOZOに登録をしています。
特に一般の方から、ショップスタッフまでがコーディネートを投稿する『WEAR』はそれぞれのセレクトショップの場所や取り扱いブランド、スタッフコーディネートなどをチェックすることができます。
WEAR上で、自身のブランドと似たようなテイストやスタイリング方法、競合ブランドなどを検索することで、質の高い検索結果が得られるようになります。
この検索結果から、セールスするセレクトショップを見つけることも可能です。
ショップの提案するコーディネートやブランドがより分かりやすいので、自身のブランドを気に入ってくれそうなショップを見つけやすい特徴があります。
インターネットとアナログを使い分けて
インターネットでたくさんの情報は手に入るので、セレクトショップを見つけるため最大限に活用しましょう。それだけでなく、雑誌などの紙の媒体や、実際に街を歩いて見つけるなど、アナログな方法も侮れません。バランスよく情報を集めて、セールスに活かしましょう。
【連載】ファッションブランドの作り方