【第17回】ファッションブランドのテクニック。パターンが分からなくても大丈夫!既製品を使う|トピックスファロー

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2015年9月28日
【第17回】ファッションブランドのテクニック。パターンが分からなくても大丈夫!既製品を使う

服を作る際に一つのハードルとなるのが、パターンと呼ばれる型紙の知識です。 デザイン学校で教わった方でも、実際にパターンを作るとなると抵抗感がある方も多いほど、難しく奥が深い技術です。

ファッションライター
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パターンが作れなくても手に入る型紙

Tシャツのプリントをマスターしたら、次はシャツやブラウス、パンツなどのオリジナルアイテムを作りたくなります。

ですが、服を作る際に一つのハードルとなるものがあります。
それはパターンと呼ばれる型紙の知識です。
パターンはデザイン学校で教わった方でも、実際に作るとなると抵抗感がある方も多いほど、難しく奥が深い技術です。

そのため、実際にはパタンナーと呼ばれるパターンの職人に依頼してパターンを作ってもらうことが、ファッションブランドの常識となっています。

ここでは、パターンの知識が無くてもファッションブランドの服を作りたい方のために、簡単にパターンを手に入れる方法をご紹介します。
パタンナーに頼むことなく本格的なパターンを手に入れることができます。
Model fitting by female fashion designer

ネット上にある無料で手に入るパターン

パターンが作れなくても、手軽に手に入る方法がインターネット上で無料提供されているパターンを利用することです。

ネット上で「型紙 無料 ファッション」や「パターン 服 無料」など連想されるキーワードで検索してみましょう。
検索結果に沢山の無料提供されているパターンを見つけることができます。
ここから、気に入ったデザインやシルエットのパターンをダウンロードすれば、簡単にパターンを手に入れることができます。

注意することは、自分のパソコンとダウンロードしたファイルの倍率が正しいかどうかを事前にチェックすることです。

丁寧なパターンデータであれば、寸法を事前にチェックする為に目盛りを印刷するページが用意されています。

試しに印刷を行い、定規などでブレがないかどうかを確かめてから印刷するようにしましょう。

後は、指示どおりにコピー用紙を繋ぎ合せれば完成です。

無料のパターンでは、プロ仕様のクオリティのものから、手作り感のある趣味の範囲で使われるパターンもあるので、しっかりと見極めてダウンロードしましょう。

パターン付きの本やオンラインショップを活用。

無料でなくても格安でパターンを手に入れる方法が、既成のパターンを購入することです。

大きな生地屋さんや裁縫ショップなどに行くとパターンが売られいることがあります。

また、パターンが付いた雑誌や本もあるので、これらを探してみましょう。

特徴は縫製の基本となる形のパターンが用意されているので、アレンジがしやすいことです。

パターン付きの雑誌や本であれば、縫い手順が丁寧に解説されているので、サンプルとして自分で縫ってみることも可能です。
実際に縫ってみれば、手直しを加えたい場所も分かりやすくなります。

パターンだけであれば、楽天市場などで、大型の紙に出力済みのパターンを購入することもできます。

本などよりも優れているところは、サイズ別に細かく注文してパターンを送ってもらえるので、作りたいアイテムのパターンにより近いものを選ぶことができることです。

写真にて、完成品をチェックしながら購入ができるのでイメージが湧きやすいことも便利な特徴です。

実際の服をバラしてみる

ある程度の基本的なパターンの知識がある方であれば、実際の服を分解することも効率的な方法です。

分解した一つ一つの形を取って行けば、簡単にパターンが出来上がります。

難点は、形を取った後に微妙な手直しをしなければパターンとして使えないところです。

ですが、シルエットが美しいアイテムや複雑な作りになったデザインを取り入れる際には最も簡単な方法です。

特に昔の貴重な古着など、ビンテージアイテムを参考に復刻させたようなデザインに仕上げたい場合に使われる方法です。

分解をすることで、今まで知らなかった縫製の工夫や古着独特の仕様なども発見できるので、パターンを作るためだけでなく、縫製に関する知識も増えます。

分解が難しい場合は、平置きにした状態で、細かく寸法を取ってパターンを作る場合もあります。

これで、ある程度イメージに近いアイテムのパターンを手に入れることが可能です。

自分なりのオリジナリティを加えてみよう

既成のパターンなどを手に入れたら、そのまま使用することもできますが、ファッションブランドとしてオリジナリティが無い仕上がりになってしまいます。

そのため、自分のファッションブランドらしいアレンジや特徴を加えるようにしてみましょう。

これだけで、他のアイテムとの差別化ができるだけでなく、個性が生まれます。

変形やアレンジをパターンに加える

一番簡単な個性を出す方法が、手に入れたパターンにアレンジを加えることです。

例えば、シンプルなワンピースのパターンであれば、ポケットを付けてみることや、女性らしくフリルを加えるなど、装飾をすることだけでもオリジナルアイテムになります。

シャツであれば、襟の形を変えてみたり、大きさを変えるなど、少しの変化で表情がガラリと変わります。

さらに、シルエットを変える方法もあります。

パンツであれば既成のパターンなどから、自分なりにデザインしたい形に変えることが簡単です。

シルエットを変えるだけであれば、パターンの知識がなくても比較的簡単にアレンジができます。

細くするならパターンを削り、太くするならパターンの幅を広げましょう。

注意点は、縫い合わさる部分の長さをしっかり統一することです。

一箇所変更すれば、変更した箇所と縫い合わさる箇所も同じく変更が必要になることを忘れないようにしましょう。

ミスを無くすためにも、変更後は実際に組み合わせてみることが大切です。

生地をオリジナリティがあるものにしてみる

パターンを変更しないでアレンジする方法として、使用する生地でオリジナリティを出す方法もあります。

ワンピースでもデニム生地を使用することでドレッシーなアイテムをカジュアルなスタイルに変えることができます。

生地のカラーや風合い、肌触りなどで、同じパターンでも全く違う雰囲気に仕上げることができます。

生地屋さんなどでビンテージの生地などを見つければ、希少性のあるアイテムを作ることもでき、オリジナルのプリント生地を作ればパターンは既成のものでもオリジナリティがあるアイテムに仕上がります。

今では、デジタルのインクジェットプリント技術も高くなり、数メートル単位でもオリジナルの生地を作ってくれる生地プリント工場もあります。

注意点は生地の厚さなどを考慮することです。

薄手のシャツ用のパターンで厚手の生地を採用してしまうと、仕上がりにアンバランス感が出ることがあります。

ジャージー素材などのストレッチがある素材も特殊なパターンとなることがあるので、使用する生地の相性に注意しましょう。

プリントやアクセントを加えてみる

パターンを変えることなく、オリジナル生地を作るなど生地に関する変更もしない場合、手軽にオリジナリティを出す方法は、プリントや刺繍などをアクセントを加えることです。

これは、Tシャツのプリントと同じ要領で行うアレンジ方法です。

仮に既成のパターンでブラック一色のワンピースを作った場合、この出来上がったワンピースの胸元にブランドロゴをプリントしてみましょう。
これだけでワンポイントデザインのアイテムとしてオリジナリティを感じられるアイテムになります。

またブランドロゴの刺繍も効果的です。

刺繍の方が高級感ある仕上がりになるのでエレガントな雰囲気にぴったりです。
ワンポイントの刺繍であれば、縫製工場だけでなく、ボタン付けや服のお直しを行うお店でも引き受けてもらえる場合があります。

縫製工場に既成パターンがある場合も

このように、パターンの専門的な知識がなくても比較的簡単にオリジナリティのある服を作ることができます。
また、パターンに関しても縫製工場が独自の基準となるパターンを持っている場合もあるので、聞いてみると使わせてもらえることもお勧めします。
【連載】ファッションブランドの作り方

著者:yu-ki

ファッションライター
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英国にてロンドンコレクションブランドでのデザインアシスタント経験後、東京コレクションブランドのセールススタッフ、海外ブランドのPR会社を経てファッションライターに。
ファッション業界の内部での活動から得た情報やファッション業界だけの常識など、他の業界とは違う特殊な世界をご紹介致します。