【第31回】ファッションブランドの成功のためにバイヤーに売り込みをしよう!|トピックスファロー

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2015年10月6日
【第31回】ファッションブランドの成功のためにバイヤーに売り込みをしよう!

バイヤーの特徴や、効率良くセールスする方法をしっかりと把握することで、少しでも良い結果となるように最善を尽くしましょう。

ファッションライター
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多忙なバイヤーを呼び止めよう。

ファッションブランドを始めると、バイヤーへセールスをすることになりますが、セレクトショップのバイヤーはとにかく多忙です。

いろいろなブランドの展示会に出向く必要があり、海外への出張を毎シーズン行うバイヤーもいます。

そのため、特に新しく始めたファッションブランドであれば、簡単にバイヤーを展示会に呼び込むことやサンプルを見てもらうことができません。

バイヤーの特徴や、効率良くセールスする方法をしっかりと把握することで、少しでも良い結果となるように最善を尽くしましょう。
young beautiful fashion asian brunette posing in gorgeous dress

大手セレクトショップと個人経営のバイヤーは違う。

自身のファッションブランドのアイテムを発注してくれるのはバイヤーですが、バイヤーは大きく分けて2種類に分かれます。

全国に店舗を構える大手セレクトショップのバイヤーと個人オーナーのセレクトショップのバイヤーです。

同じようにショップに並べるブランドや商品の買い付けを行う仕事ですが、買い付けの行い方や、展示会の周り方などが違います。

さらに、受注をもらった時の受注数量からその詳細まで、様々は部分で異なります。

展示会などでセールスする際も、大手セレクトショップのバイヤーと、個人オーナーのショップとは少し違った方法で行うことが大切です。

それぞれのバイヤーの特徴や傾向は後に詳しくまとめますが、共通することは、サンプルを見てもらうことです。

サンプルを見てもらったバイヤーの反応を集めることで、次回シーズンの改善点にもなります。

バイヤーに存在を知らせることが重要。

ファッションブランドを始めたことも、展示会を行うことも、しっかりとバイヤーに知らせないと気づいてはもらえません。

その為、ファッションブランドの存在と展示会を行う情報を、よりたくさんのバイヤーへ伝える必要があります。

ファッションブランドのイメージやコンセプトを伝える資料を送ることも効果的です。

さらに展示会の案内はメールだけでなく、FAXや郵送、必要であれば直接電話で呼び掛けをするなど、こちらからアプローチをかけることが大切になります。

サンプルを見てもらった後に受注が無いのであれば、仕方がないことですが、サンプルを見てもらえないことが、展示会で悔いが残る一番の要因です。

展示会が始まる前にバイヤーにはしっかりとアピールするように心掛けましょう。

自分のブランドと合ったお店を選ぼう。

よりたくさんのバイヤーにセールスをすることが大切ですが、ファッションブランドの場合、セレクトショップとのテイストが一致していることが重要になります。

自身のブランドと全く違うテイストのセレクトショップへセールスを行っても、受注をもらえる可能性は極めて低いです。

これは、セレクトショップがしっかりとお店のイメージを固めてバイイングしているため、お店に合わないブランドは取り入れないためです。

ファッションには、同じような年代でも様々なテイストがあります。
レディースで例を挙げると、ブラウンカラーやリネンを自然的なイメージを代表な素材とするナチュラルテイストや、可愛く柔らかい印象を強調するフェミニンスタイル、その他にも、かっちりとしたトラッドスタイル、最先端なデザインのモードスタイルなど多種多様です。

先ずは、自分のファッションブランドがどんなテイストの立ち位置にいるのかを客観的に判断しましょう。

その後、自分のブランドのテイストと似たセレクトショップを探すことで、テイストが合ったセールスするべきお店を見つけることができます。

自分のファッションブランドと、セレクトショップが合うかどうかは、そのお店に自分のブランドのアイテムが並んでいるところを想像できるかが鍵です。

そのお店に自分のブランドが陳列された時、違和感があるようであればテイストが合っているとは言えません。

その他にも、自分のブランドのアイテムと一緒にコーディネートして欲しいブランドをピックアップしましょう。

そのブランドを扱っているお店を調べることで、より精度を高く同じテイストのセレクトショップを見つけることができます。

どれだけ魅力的なファッションブランドでも、セールスをするセレクトショップのテイストが合っていなければ取り扱ってもらえる可能性は極めて低いです。

効率よくセールスをする為にも、自分のブランドとテイストが合ったお店を見つけるようにしましょう。

雑誌も使える情報の源

自身のファッションブランドのアイテムを扱って欲しいセレクトショップを見つけるには、雑誌を利用することも効果的です。

いろいろな雑誌を見て、ショップの紹介をされているページに注目しましょう。
そのお店のテイストが自身のブランドと合うようであれば、連絡を取ってみることをオススメします。

さらに、雑誌から自分のブランドと合うスタイルのブランドをピックアップして、取り扱い店舗を調べる方法もあります。

雑誌には今の旬なブランドやショップが紹介されています。
インターネットで調べるよりも、注目度の高い情報が手に入ります。

先ずはしっかりと戦略を

バイヤーへセールスする際には、自分のブランドを扱って欲しいセレクトショップをたくさんラインナップし、優先順位をつけてセールスすることが大切です。
ブランドの立ち位置や情報収集をして戦略を立てましょう。
【連載】ファッションブランドの作り方

著者:yu-ki

ファッションライター
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英国にてロンドンコレクションブランドでのデザインアシスタント経験後、東京コレクションブランドのセールススタッフ、海外ブランドのPR会社を経てファッションライターに。
ファッション業界の内部での活動から得た情報やファッション業界だけの常識など、他の業界とは違う特殊な世界をご紹介致します。