【第3回】最初は掛け持ちでも可能!?本業と並行してファッションブランドを始める|トピックスファロー

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2015年9月8日
【第3回】最初は掛け持ちでも可能!?本業と並行してファッションブランドを始める

始めはファッションブランドからの収入は期待できないので、副業で収入を得ながら、徐々にフッションブランドを安定させて、副業を減らしていくことがコツです。

ファッションライター
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新スタイル!?副業としても始められるファッションブランド

ファッションブランドといえば、何か大掛かりで大変そうに聞こえますが、実は副業として始めることも可能です。
また、ファッションブランドを始めながら、アルバイトや副業で生計を立てている方もいます。
Portrait of attractive female fashion designer sketching at table

アルバイトをしながら始めるデザイナー多数

ファッションブランドを始めるタイミングや状況は、デザイナーによってそれぞれで違いますが、最初はデザイナーの他に、アルバイトなどを行いながら両立させるというスタイルを取っている人が多いようです。
アルバイトは、深夜の時間を使ってインターネット関係のアルバイトを行う方や、副業としては、下請けでデザイン案やパタンナーとして仕事をしている方もいます。
ファッションブランドを始めても、デザイナーの仕事だけで生活できるまでの間、最初は他の仕事との両立することが多いのです。

パリのファッションウィークでコレクションを発表したことでも話題になっている「アンリアレイジ」の森永邦彦氏も、ブランドの立ち上げ当初は、生地屋さんでアルバイトを行っていた経歴があります。
生地の勉強にもなり、一石二鳥のアルバイトですね。

このように、始めはファッションブランドからの収入は期待できないので、副業で収入を得ながら、徐々にフッションブランドを安定させて、副業を減らしていくことが、両立させるコツなのです。
そして現在は、このようなスタイルが主流になっています。

焦らず長い目で。ゆっくりじっくりスタートが肝心

ファッションブランドを始めるには、長い目で計画を立てながら、続けていくことが大切です。
最初に無理をして、たくさんサンプルを作ったとしても、オーダーがゼロであれば、そこから先、ブランドは続けられなくなります。
まずは、自分で無理のない程度の規模で始めて、徐々にブランドの規模を大きくしていきましょう。

1999年に始まり、パリコレクションに出展するなど、世界的にも有名なフッションブランド「サカイ」のデザイナーである阿部千登勢氏は、ファッションブランド立ち上げ当初、5体のサンプルからスタートしたことで有名です。
シーズンごとにサンプル数などを増やしていき、世界的にも評価されるブランドへと規模を広げていったのです。

無理のない範囲で、徐々にデザインの幅や規模を大きくしていく方法が理想的なスタイルになっています。
最初に結果が出なくても、次回に再度チャレンジすることや、デザインの方向性を変えるなど、工夫をすることも可能です。
リスクが少なく始めることが魅力なのです。

ブランドによって様々ですが、ファッションブランドを立ち上げて、デザイナーの仕事だけで生活できるようになるには、少なくても1〜3年はかかります。
焦らずにじっくりと、自分のペースで続けていくことが大切です。

地道な努力が必要!ブランドが認知されるまでにかかる長い時間

ファッションブランドを立ち上げれば、すぐに売れるかというと、全てが売れるわけではありません。
通常、ある程度の知名度があるブランドであっても、そのブランドを取り扱い始めたセレクトショップで、安定して売れるまでに、平均して3シーズンほどかかります。
新規で取り扱いをしてもらうセレクトショップを見つけたとしても、安定してオーダーを得るようになるまで3シーズン以上はかかります。

また、バイヤーはもちろん、実際に商品を買う消費者にもブランドを知ってもらわなければ、オーダーは増えていきません。
展示会で知ってもらい、セレクトショップで取り扱ってもらうことで、やっと消費者にも手に取ってブランドを覚えてもらえる機会ができるのです。
そのため、ゆっくりとブランドを知ってもらい、愛用者を増やしていく必要があります。

また、ファッションブランドの特徴として、セレクトショップで扱ってもらえると、接客などでブランドの良さをスタッフの方がお客さんに紹介してくれます。
これによって、反応がいい商品やブランドは、口コミなども加わってジワリジワリと知名度が上がっていきます。
そのためはまず、ブランドの良さをバイヤーやセレクトショップのスタッフに知ってもらうことが大切だと言えます。
展示会や取引先のセレクトショップで、ゆっくりとブランド名や商品を売り込んでいきましょう。

掛け持ちでもファッションブランドが始められる理由

では実際に、仕事をしながらもファッションブランドを立ち上げたいと思ったら、どのような両立スタイルになるのでしょうか?
掛け持ちでもファッションブランドができるポイントについて注目してみましょう。

週末など好きな時間に働ける

ファッションブランドに必要な仕事は、大きく分けると2つ。

1、次のシーズンのサンプルをデザイン・作成すること
2、オーダーを受けた今シーズンの商品を生産すること

ざっくりと分けると、この2つのことが同時進行します。

注目すべきことは、接客することや営業時間が決まっているお店とは違い、自分で時間を見つけて仕事を進めることができることです。

普段の仕事を終えた後に仕事をすることも、出勤前の早朝に仕事をすることもできます。
または、平日は普段の仕事に専念して、土日を使ってファッションブランドの仕事を進めることもできます。

もちろん、取引先など連絡を取る必要もありますが、ほとんどの内容はメールでやりとりができます。
また、電話での連絡が必要であれば、休憩時間などに連絡を取るなど、時間をうまくやりくりすれば十分両立が可能です。

ある程度仕事を外部に任せられる

ファッションブランドのデザイナーの中で、デザインから製作までの全てを自分で行う方もいます。
それは、アクセサリーデザイナーなどに多く、自分でデザインしたものを作って販売するハンドメイドスタイルです。
ウェアの場合でも、デザインからパターン、縫製までの全てを自分で行うこともできます。
ですが、普段の仕事が忙しい場合や、時間がなかなか取れない方であれば、サンプル製作や商品の生産を自分で行うことは難しいものです。
その場合、仕事を外部に依頼することも可能です。
極端に言えば、デザインさえ描けば後はプロに任せることができます。

デザインや使用する生地を決めれば、後はパタンナーと呼ばれるパターンを作る方に全てをお願いできます。
出来上がったパターンを元に、縫製工場で生地を裁断・縫製してもらうことも可能です。
Tシャツなど、プリントが必要ならばプリントも入れてもらうこともできます。
このように、デザインと生地さえ決めれば、後はその道のプロである職人に任せることがいくらでもできるのです。
もちろん全てを任せるのではなく、パターンだけ任せて、縫製とプリントは自分で行うなどのアレンジも可能です。
作りたいデザインさえ決まれば、それを形にすることは意外と簡単にできます。

営業は展示会なら短期決戦

ファッションブランドを立ち上げてサンプルも仕上がったら、重要なのはセールスです。
自分が作ったサンプルを元にオーダーを取らなければ、ファッションブランドとして続けていくことはできません。

普段の仕事が大変なのに、さらにファッションブランドのセールスを行うなんて大変そうですが、ファッションブランドには「展示会」と呼ばれるセールスの場があります。

この展示会は、毎年2〜4回、決まった時期に行われるものです。
期間は、数日から1週間程度もものが多いです。
合同展示会と呼ばれるたくさんのファッションブランドが集まって行われるものから、ブランドが独自に場所を借りて行う個別の展示会もあります。

この展示会に参加することで、バイヤーなどに自分のブランドを紹介することができ、売り込みができます。
その場でオーダーをもらえることもあれば、検討後にオーダーの連絡をもらう場合など様々です。

ポイントは、展示会が行われる数日間で、セールスや紹介を行うことができる短期決戦が特徴であるということです。

そのため、普段の仕事をしながらでも、展示会の期間にファッションブランドのセールスに専念できれば両立が可能になります。

気軽に始められるメリット

掛け持ちで始められるのであれば、失敗した時の不安などを考えずに思い切ったチャレンジができます。
リスクも少なく、やったもの勝ちのメリットを生かせば、デザイナーの夢も遠くはありません。
【連載】ファッションブランドの作り方

著者:yu-ki

ファッションライター
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英国にてロンドンコレクションブランドでのデザインアシスタント経験後、東京コレクションブランドのセールススタッフ、海外ブランドのPR会社を経てファッションライターに。
ファッション業界の内部での活動から得た情報やファッション業界だけの常識など、他の業界とは違う特殊な世界をご紹介致します。