No.13:【世界史攻略】中学校の教科書は、大学受験の大切な基礎が詰まっている|トピックスファロー

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2018年9月20日
No.13:【世界史攻略】中学校の教科書は、大学受験の大切な基礎が詰まっている

もしもこれから高校世界史の勉強を始めようとするなら、まず手にとるのは「中学校の歴史教科書」。それを使いこなせば、高校世界史への勉強がかなり有利になります。
今回はその理由と使い方をお伝えします。高校生だけでなく、現役中学生の方にもオススメの内容です。

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世界史は高校で初めて習う科目ではない

中学歴史の世界史は軸を抑えている

世界史は「高校で初めて習う科目」と言われていますが、実際は中学校で習う歴史でも世界史を扱っています。中学歴史のメインは日本史ですが、おまけのように世界史も所々でてきます。

だいたい中学歴史の全体の2割くらいは、世界史の内容ではないでしょうか。

四大文明、ヘレニズム文化、ゲルマン民族の移動、ルネッサンス、大航海時代、宗教改革、欧米各国の革命、帝国主義、2度の世界大戦・・・など。

ヨーロッパ史を中心に、高校の世界史で扱う内容が中学歴史でも出てきます。
内容は高校世界史の骨格となる基礎的なものですが、キーとなる時代を抑えています。そして、その内容が頭の中に入っているのとないのでは、高校世界史へのアプローチも違ってくるはずです。

世界史を勉強する前に、2週間かけて中学歴史で復習

高校世界史の勉強を本格的に始める前に、まずは中学歴史の教科書を引っ張ってきて、世界史に関する部分だけ、ピックアップして暗記してみましょう。

流れ本を読んでヘタに流れを掴もうとするより、骨格となる最低限の知識をつけた方が、本格的に勉強した時に入っていきやすいからです。
英語の長文を読み込む際に、最低限の文法、単語の知識を頭に叩き込んでおかないと先に進めないのと同じ論理です。

日本史は徳川家康、豊臣秀吉は誰もが人名だと知っていますが、世界史はなにが勅令で、なにが人名や地名か、わかりづらいです。世界史の初期の勉強は、流れより骨格とる単語の知識をつけるイメージが必要なのです。

中学歴史で扱う世界史の文章量は多くありません。そのため中学歴史で世界史を復習する期間は、高校3年生から世界史を始めなら春休みや4月の最初の2週間くらいでいいです。

中学生の時は難しいと感じた中学の教科書は、高校の教科書に比べて文字も大きく書かれ、中学の時より多くの量を定期テストなどで覚える高校生には読み返しやすいはずです。

中学地理も世界史の基礎となっている

公立の中学校での現カリキュラム(2018年現在)では各学年で、地理、歴史、公民を習うと思います。その中でも地理は世界史の基礎となる知識がたくさんあります。

中学の地理の時間、世界の白地図で国名と首都を書き込んだ経験があると思いますが、世界史は世界地図との勝負です。世界各国の地理関係を把握できていないと世界史の勉強を始めた時、苦しむことになります。

アメリカ合衆国の主要都市、ヨーロッパ各国の位置と首都、東南アジア各国の地理関係は押さえておきたいところです。そのため、世界史を本格的に勉強する前に、中学歴史の世界史の部分、中学地理で習う欧米各国と東南アジアの地理関係を頭に叩き込んでおくと良いでしょう。

その他の地域。南米、アフリカは世界史の本流から外れるので、世界史を勉強するようになってから、必要な知識だけを押さえましょう。
中国の都市や中東の地理関係は、世界史でも重要なキーワードですが、国境や首都が変わったりするので年代と場所を細かく覚えなくてはいけません。複雑なので、世界史を勉強する中で少しずつ覚えていってください。

中学生の時に学ぶ大切さと面白さ

中学で習う知識は大学受験で必要不可欠

【受験に勝つ】世界史の勉強法シリーズ」では、主に高校生向けに書いていますが、中学生の読者もいるかもしれないので、中学校で習う知識の大切さについて書きたいと思います。

公立高校に通う中学生にとって、大学受験より目の前に控えている高校進学の方が大切だと思います。その高校入試のための内申点を取るために、日々の各科目の勉強を頑張っているはずです。なので、将来的には大学には行きたいとは思っているけれど、志望校どころか、文系、理系どちらにするかさえ考えていない人がほとんどでしょう。

一般入試の大学受験は試験の一発勝負なので、進学した高校の偏差値よりも自分が習得している各科目の知識量が大切になってきます。

大学入試では、英語が一番配点の高い科目です。
とくに英語(理系や国立大学志望は数学も)は中学の基礎ができてないと、高校に入ってからも大学受験の勉強で苦労します。
社会科目が好きな人は文系に進む確率が高いので、中学の時から英語の勉強はしっかりとやっておきましょう。英語ができれば、進学した高校の偏差値が多少劣っていても逆転は充分可能です。

海外に関することを初めて学ぶのが中学

大学受験で選択する社会科目を、中学生から考えている人はいないでしょう。
しかし、本記事でお伝えした通り、大学受験で基礎となるのも中学社会の知識です。

中学3年間で習う「地理・歴史・公民」はしっかり学んでください。そして海外に関することを初めて学ぶのも、この中学3年間の社会です。英語(現在は小学校から習いますが)、社会と海外に初めて興味を持つのも、この中学3年間かもしれません。

また、中学3年間で習う社会の知識は大人になっても一般教養と必要なものとなります。大人になってから地理や歴史を勉強し直す時、中学の社会の知識があるのとないのでは大きく違ってくることでしょう。

【連載】受験に勝つ!世界史の勉強法

著者:ヒロマル

戦争遺跡ライター
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1979年神奈川県生まれ、神奈川県逗葉高校、代々木ゼミナールで1浪、立教大学経済学部卒業。

大学在学中からヨーロッパ、アジアなどを海外放浪してハマってしまい、そのまま新卒で就職せずフリーターをしながら続ける。その後、会社員生活をしながらも休み、転職の合間を利用して海外放浪を続ける。50ヶ国以上訪問。会社の休暇を利用して年に数回、渡欧して取材。

2012年からライター業を会社員との二足のわらじで開始。
2014年からwebメディア(株)フォークラスのTOPICS FAROで2つのシリーズを連載中。

▼「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡」シリーズ
https://topicsfaro.com/series/warruins
ヨーロッパ各地を取材し、第二次世界大戦に関する場所を紹介。
軍事用語などは極力省き、中学レベルの社会の知識があれば楽しめる記事にしています。
同シリーズが2017年に書籍化。
「ヒトラー 野望の地図帳」(電波社)から全国書店の世界史コーナーで発売中。

▼「受験に勝つ!世界史の勉強法」シリーズ
https://topicsfaro.com/series/wh
2018年から主に世界史を中心とした文系の勉強方法について執筆。
大学受験だけでなく、大学生や社会人の大人の教養としての世界史の勉強方法にも触れて、
高校生、大学生、社会人とあらゆる世代を対象としています。

世間の文系離れを阻止して、文系の学問の復権に貢献することが、2つの連載の目的です。

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