No.5:入試当日までこれだけをやれ!受験生 が頼るべき世界史の問題集|トピックスファロー

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2018年6月8日
No.5:入試当日までこれだけをやれ!受験生 が頼るべき世界史の問題集

世界史の問題集は入試までに1冊だけを完璧に近い状態にしましょう。最初は問題と答えの暗記からはじめ、反復するうちに解説、図、表、問題文の文章も覚えていくことでしょう。ここでは徹底的やってほしい問題集をご紹介します。自分に合う問題集がきっと見つかります。

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オススメの一問一答型と過去問型問題集

一問一答型は、世界史のそのまま出るパターン一問一答がオススメ

世界史のそのまま出るパターン一問一答(三省堂)

対象の受験生:
高校1年生~高校3年生、浪人生

志望校レベル:
中堅私立~早慶

筆者が受験生時代に日本史で使っていた出るパタの世界史バージョンです。こちらも当時からあり2014年夏に改定されています(以下、出るパタ)。(※)
あらゆるレベルの受験生、志望校に対応できる1冊です。

※日本史の出るパタについては、「アウトアップ用の問題集は一問一答型か?入試問題で構成された問題集か? 」編を参考にしてください。

出るパタのはしがきにも説明されていますが、全入試問題の50%が空所補充問題となっています。世界史の入試での得点力を上げたいなら、一問一答をゴリゴリと暗記していくことが効率的なのです。

この一問一答には視覚でわかりやすい図表、用語解説もところどころにあるので、知識の整理がしやすいです。また、地図も充実していますので、各時代の国名、都市や位置をどんどん頭の中に入れていきましょう。

世界史のそのまま出るパターン一問一答世界史のそのまま出るパターン一問一答

インプット用に「大学受験 らくらくブック世界史」にした場合の使い方

【例】産業革命を覚える場合

1. らくらくぶっくの近現代編のテーマ1、産業革命を読む
2. 出るパタの第10章①、産業革命のところを覚える
3. らくらくブックに戻り、再びテーマ1、産業革命を読む

1.初見では中々覚えられないでしょうが、ひとつのテーマが10ページ程度なので、頭に叩き込むだけ叩き込みます。もちろん完全に覚えなくて大丈夫です。忘れてもあとでまた覚えればいいと割り切ってください。

2.出るパタは、答えが赤字となって、赤シートでかぶせて答えが消えるようになっていますが、瞬時に問題と答えを目で確認し、どんどん暗記していきましょう。

その理由は、答えを隠していちいち解いていたらタイムリミットになるからです。世界史や日本史を覚える量は膨大ですし、他の科目の勉強もあります。黙読しながら少しでも多くの知識を詰め込みましょう。
1ページ内に問題と答えがある一問一答系の問題集はそれに最適なのです。

3.では最初に読んだ時よりも入試で出る形を意識して読むことができます。それを産業革命が終わったら、アメリカ独立革命→フランス革命・・・と繰り返していきます。 そうしていけば点だった部分が徐々に線になってきて、徐々に歴史の流れが頭に入ってくるのです。

あくまでも初期段階では覚えるものは、出るパタの問題と答えです。それが点の部分です。らくらくブックでは点を線にしていくイメージでいいです。

また、らくらくブックに掲載されていないものでも、出るパタに掲載されていたらどんどん覚えていきましょう。出るパタの問題にはレベルに合わせた星数がありますが、それは参考程度にみておいて、星数に関係なく覚えていくべきです(星1つに関してはとりあえず流しておく程度でいいです。)。

その理由は、らくらくブックで読んだ範囲は、その時点で極力多くの知識を詰め込む意識を持った方が、効率的に覚えやすいからです。GAMRCH、関関同立以上の大学を狙うなら、この出るパタに掲載されている知識は最終的にすべて必須だと思ってください。

どの過去問型問題集でも1冊やれば、難関私大でも戦える。

世界史B 標準問題精講(旺文社)

対象の受験生: 高校3年生になる以前から世界史を勉強していた現役生
現役時代、世界史を一通り勉強した浪人生

志望校レベル:
早慶、もしくはGMARCH、関関同立で世界史で点数を稼ぎたい受験生

この問題集はレベルが高めの問題集として紹介されることが多いですが、基礎レベルの問題も多数収録され、解説や図表、各分野を網羅している良書です。らくらくブックの著者である、東進ハイスクールの世界史講師、斎藤整氏の監修なので、らくらくブックとの相性も悪くないと思います。やる気があれば、世界史の知識が0から勉強する高校3年生も使っていけると思います。

世界史B 標準問題精講世界史B 標準問題精講

インプット用に「大学受験 らくらくブック世界史」にした場合の使い方

使い方としては、基本的に佐藤の出るパタを使った場合と同じです。

【例】大航海時代を覚える場合

1. らくらくぶっくの古代~近代へ編のテーマ23、大航海時代を読む
2. 標準問題精講の標問32、大航海時代の問題を解く
3. らくらくブックに戻り、再びテーマ23、大航海時代を読む

1.は出るパタと全く同じやり方です。

2.は、おそらく問題を解いてもあまり回答できないと思いますが、それでも良いのです。 空欄補充問題はその単語を記載し、正誤問題は間違っている部分に正しい答えを書き込みます。そして、らくらくブックに照らし合わせて問題に出てきたところをチェックします。

最初から標準問題精講の解説を、がっつり覚えようとしないでください。

まず覚えるべきは、標準問題精講の問題と回答だけです。
空所補充問題なら空所前後の単語、正誤問題なら選択肢は正解の選択肢と間違っている選択肢の正しい答え、を覚えましょう。
この段階でわからなかったり理解しにくい部分は、らくらくブックに戻って覚える意識を持ってください。また、標準問題精講義の解説の表は、頭の中をビジュアルで整理する程度の感覚で見ておくとよいでしょう。

3.で、出るパタと同じで問題に出てきたところを意識的に読み返します。それをテーマごとにやっていきます。

これを何周も繰り返すようにします。
反復するうちに解説や問題文の文章も覚えていきましょう。掲載されている問題文の文章は、入試で狙われやすい文章を抜粋しているので、今回の問題とは関係なくても、文章の他所が空所補充や正誤問題、論述問題で狙われる可能性が非常に高いです。

また問題によっては記述式の空所補充問題もたくさんありますが、最初のうちは中国史の漢字やカタカナの細かいスペルまで覚えようとは思わないでください。
どんどん黙読して選択肢問題なら回答を選べるくらいの感覚で大丈夫です。

基礎レベルの問題集を1冊やるだけでも充分に力がつく

一番まずいのは、途中で投げ出して、他の問題集などに手を出して中途半端になってしまうことです。基礎レベルでも良いので、1冊だけを完全にマスターするようにしてください。

「世界史B 標準問題精講」以外の過去問型問題集を紹介します。

オンリーワン 世界史完全ゼミ(代々木ライブラリー)

対象の受験生:
高校3年生、浪人生

志望校レベル:
GMARCH、関関同立を基準に早慶まで

一問一答の出るパタと同じ代々木ゼミナールの世界史講師、佐藤先生の著書です。
「古代・中世・近代編」、「近現代・戦後史編」の2冊になります。なので、古代~近代、近現代以降と2冊になっているらくらくブックと相性が良いと思います。標準問題精講の問題よりは若干易しめになります。
解説がわかりやすくcheck☆pointのまとめの表はしっかり目を通して覚えてください。見やすく知識の整理に大変に役立ちます。

文化史の問題が収録されていませんが、オンリーワンを使う場合は、らくらくブックでしっかり文化史は暗記しておきましょう。

オンリーワン 世界史完成ゼミオンリーワン 世界史完成ゼミ

・はじめる世界史 要点&演習(Z会) 対象の受験生: 高校1年生~高校3年生、浪人生 志望校レベル: 中堅私立~GMARCH、関関同立 高1、高2向けの基礎的な問題集ですが、収録されている問題も有名私大のものも多いので、 基礎レベルを固めれば、入試でもそれなりの点数が取れることがわかります。 問題演習の後の要点のページも表などを使いビジュアル的に見やすいです。

センター試験への道 世界史(山川出版社)

対象の受験生:
高校3年生、浪人生

志望校レベル:
センター試験を利用する受験生

時代別にセンター試験の過去問が大量に収録されています。世界史の計算ドリルのような問題集です。センター試験利用で合格を狙う人は当然として、私大対策としても使えます。
仮にセンター試験で失敗してもこの問題集をやりこんでいれば、私大入試でも戦えます。 4択の正誤問題が中心で、正解の選択肢だけでなく、間違った選択肢もどこが違っていたのか確認して覚えていきましょう。
ただし、一つの選択肢に対して解説が2行ほどという簡素なものなどで、インプット用の本に戻って確認するようにしてください。

まとめ

過去問型問題集は、様々な出版社からたくさん出ています。
本屋で実際に自分の目でみて、1冊終わらせることができそうな問題集を選んでください。

そして、他の問題集でも標準問題精講と同じようなやり方でも覚えていきましょう。
少なくともセンター試験レベルくらいまでに持っていけたら、難関私大の問題もそれなりに戦えるようになります。基礎レベルの問題集を使った場合は、過去問演習を多めにすることで、臨機応変に対応することも充分に可能です。

著者:HIRO

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ヨーロッパ各地の世界大戦の戦争遺跡を周って取材しています。
だから、戦争遺跡ライターです。
学生時代から、事件、事故現場、戦争跡地を野次馬のように行くダークツーリズムラー。
特にヒトラー、ナチスなど、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線に関することが一番好き。
しかし、重いテーマの旅をしているかというと、旅行先では美味しいご当地グルメを堪能して、お酒を飲んでいます。時には道に迷ってテンパったり、ヨーロッパの街並みに感動したりと、見かけはヨーロッパが大好きな普通の旅行者です。

▼TOPICS FAROで連載中!
「ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦争遺跡」シリーズ
https://topicsfaro.com/series/warruins
同シリーズが書籍化されました。
「ヒトラー 野望の地図帳」(電波社)から全国書店の世界史コーナーで発売中。

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大学受験で合格点を取る方法を中心に大学生や社会人の大人の教養としての世界史の勉強方法にも触れています。

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