No.9:【コラム】世界史の高校の授業と定期テストを受験に活用する方法|トピックスファロー

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2018年6月28日
No.9:【コラム】世界史の高校の授業と定期テストを受験に活用する方法

現役生の場合、高校の授業や定期テストと受験勉強の両立が悩ましい問題だと思います。 私立の進学校でもない限り、高校3年生になっても受験にあまり役に立たない授業をしているのが現実です。世界史を受験科目に選択した場合の高校の授業や定期テストの切り抜け方をお話ししたいと思います。

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高校の授業と大学受験に大きな隔たりがあるのが現実

2020年からの新学習指導要綱は高校の授業と大学受験に影響は?

2020年から戦後最大規模と言われる教育改革が行われ、新学習指導要綱も発表になりました。

例えば、「世界史B」は「世界史探求」という名称に代わります。現存の世界史用語を減らして、世界史を中心に日本史の要素も盛り込んでいくようです(2018年初夏現在、具体的な内容までは不明)。

しかし、世界の歴史を勉強するという科目には変わりありませんし、大学受験も従来通りの筆記試験で行われます。なので、勉強方法も基本的には今までのテクニックが踏襲されはずです。

教育改革は、地歴公民科目に限らず、現場の高校の先生たちが一番大変でしょうが、大学受験とどう直結させていくかもさらに難しくなるのではないかと思います。なので、現在以上に高校の授業と大学受験に大きな隔たりが出てくる可能性も高いのではないでしょうか。

教育改革が行われても、自学自習をする大切さは変わらない

時代がいくら変化して教育方法が変わっても勉強の基本は自学自習です。どんなに良い授業を聞いても復習しなかったら、知識は身に付きませんし成績は伸びません。予備校や塾も含め、授業というのはそのきっかけを与えるにしか過ぎないのです。

高校の授業(特に公立校の場合)は文部科学省が指定する教科書をマニュアル通りにこなすだけなので、大学受験とは乖離した内容になっているのが現実です。高校1年生、2年生が基礎固めとしての授業なら役に立つこともあるかもしれませんが、高校3年生になって授業や定期テストが大学受験に直結するかと言えば、答えは「NO」でしょう。

それなら高校3年生になったら高校の授業には期待しないで、差し障りのない範囲で高校の授業や定期テストを利用するという考え方をした方が良いと思います。

先生とのフィーリングがあった場合のみ、真面目に授業を聞けばいい

受験科目でも無駄だと思ったら授業は切っていい

授業は先生と生徒という人間と人間の関係なので、受験科目だろうと非受験科目だろうと、先生との相性が一番重要です。受験科目である世界史の授業の先生と相性が良ければ授業を聞きましょう。つまらなかったら適当に流せばいいです。

高校の世界史の授業の場合、大学受験を意識するより、生徒に歴史や海外に興味を持たせるための授業をしようとする先生も多いです。
海外旅行で行った歴史遺産の写真やお土産を授業で使ったりしようとします。もちろんその授業が面白いと感じるなら、授業を聞けばいいと思います。受験と直接関係ないから無駄と感じたら、先生に怒られない範囲で内職したり、体力温存のために寝ててもいいと思います(個人的に内職は効率が悪いと思うのでオススメしませんが。)

生徒は自分の将来のために大学受験に対して真剣なのに、受験科目に選択した歴史科目で先生が自分の好きな時代の話を永遠と話す自己満足の授業をしていたら、授業を聞く気を無くすのが本音でしょう。

受験に関係ない科目の方が気分転換になる

高校3年生の場合、私立文系クラスだったら、理系科目などがある場合は少ないと思いますが、政経、地理、日本史など、世界史以外の地歴公民の非受験科目を受けなくてはいけないケースはあると思います。卒業できる程度に出席するのとテストは赤点回避で充分ですが、話し方が上手いなど、フィーリングが合いそうな先生だったら、毎回ではなくてもいいので授業だけでも聞くことをオススメします。

それは、受験科目で大学受験に直結しそうにない授業、先生の話がヘタな授業を聞いてストレスを貯めるよりも、利害関係がない受験に関係のない科目の方が気分転換になるからです。特に地歴公民科目だと、世界史の基礎となる知識が詰まっている場合が多いので聞いていて損はありません。※
※「高校の他の科目も一通り学べてしまう世界史」編参照

また、受験勉強中はどうしても受験科目のことで頭がいっぱいになるので、受験に関係のない科目をリラックスして聞くのもガス抜きになると思います。受験勉強中でも息抜きは絶対に必要なのです。もちろん、受験に関係ない科目は家に帰って復習する必要は全くありません。テスト前日にノートを見返して赤点を回避するくらいでいいです。

世界史の定期テスト対策

高校1年、2年生だったら世界史の授業で貯金を作る

現カリキュラム(2018年初夏現在)では世界史Bは必修科目なので、高校1年か2年生の時に授業を受講することになります。高校3年生になって初めて世界史を授業で行う高校は少ないのではないでしょうか。

なので、高校3年生になる前に世界史の半分は終わっているという計算になります。もし高校1年、2年生で世界史の授業があるなら、授業を聞くのと定期テスト前の勉強をしておけば、部活や英語などの主要科目の勉強で、世界史の受験勉強を開始する余裕がなくても貯金を作ることができます。

学校の授業と範囲が決まっている定期テストだけでは、入試の点数に直結しませんが、定期テストの数日前から集中的に暗記することを1年間やれば、記憶の核くらいは作ることができます。高校3年生から世界史を始める場合でも、世界史の半分範囲の用語をなんとなく見たことがある、聞いたことがあるレベルくらいにするだけでも有利になります。

高校3年生は定期テストを利用して世界史の知識チェック

高校3年生で受験勉強をするようになったら、受験に直結しない学校の定期テストに時間を割きたくないのが全現役生の本音だと思います。

ただし、高校を卒業しないと大学受験ができないということを認識しましょう。そのためには納得がいかなくても最低限の高校のルールも守らなくてはなりません。

受験科目か否か問わず、卒業できる程度に授業への出席とテストは赤点回避するだけでいいですが、なるべく余裕のある前半の1学期のうちに点数を取っておきましょう(特に非受験科目)。それは2学期以降の後半に学校の定期テスト対策に時間を割かせないためです。
大学受験期直前に追試やレポートとかあるとめんどくさいことになります。

世界史は授業を聞いていたか否か問わず、2学期の期末テストまでは、テスト3日前からテスト範囲をインプット用に使っている「大学受験らくらくブック 世界史」のみを精読しましょう。

受験勉強で使っている参考書を定期テスト対策に使うことで、それが大学受験の勉強につながるからです。学校の定期テスト対策に受験勉強を中断してしまったという心理的な負担も軽減されます。

定期テスト対策もらくらくブックで

定期テスト対策は集中力の出し方、時間の使い方の訓練になる

4月に近現代から授業がスタートして、おそらく2学期の期末テストまでは第二次世界大戦前までくらいは終わってるはずです。らくらくブックの近現代編で言えば、計4回の定期テストで8割近くの範囲は終わっている計算になります。その4回の3日前くらいかららくらくブックを精読することで現時点での知識の整理にもなります。

高校の定期テストくらいだったら、授業のノートを見返さなくても、らくらくブックのみを読み込んでおけばそこそこ点数が取れるはずです。

3日後のテストという締め切りがあることで、集中して覚えることができるのが実感できると思います。普段の受験勉強の時間の使い方、集中力の出し方などの参考になることもあると思います。

受験と直結しにくい学校の授業、定期テストでも、全て無駄だと切り捨てるのはもったいないので、利用できるものは自分にとって都合が良いように利用していきましょう。

ただし、2学期になって、1学期で定期テストで世界史の点数を稼いだ、他の非受験科目などで赤点を取りそうだと思ったら、無理せずに定期テスト前は、その科目の勉強に時間を費やしましょう。年が明けたセンター試験前後に学年末テスト対策に時間を費やすのがバカバカしいので、2学期までに卒業に必要な点数、出席数は取っておくのをオススメします。

著者:HIRO

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ヨーロッパ各地の世界大戦の戦争遺跡を周って取材しています。
だから、戦争遺跡ライターです。
学生時代から、事件、事故現場、戦争跡地を野次馬のように行くダークツーリズムラー。
特にヒトラー、ナチスなど、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線に関することが一番好き。
しかし、重いテーマの旅をしているかというと、旅行先では美味しいご当地グルメを堪能して、お酒を飲んでいます。時には道に迷ってテンパったり、ヨーロッパの街並みに感動したりと、見かけはヨーロッパが大好きな普通の旅行者です。

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