【第59回】北欧戦跡の旅3:ヒトラーに屈しなかったノルウェー初代国王 は、3ページ構成です。
「その1」から順に読んでいただくと、より楽しんでいただけると思います。 >> その1
展示の方は、レジスタンスが発行する地下新聞、レジスタンスが収監された監獄の様子など、ナチスドイツ占領下のノルウェー国内に関するものになっていきます。
1945年5月8日、ナチスドイツは無条降伏しました。
ノルウェーも解放され、亡命していたホーコン国王一家も凱旋、国民に熱狂的に迎えられます。
ノルウェー王室は20世紀になってから誕生したため、古代から続く日本の皇室などと比べて歴史が浅いといえます。
しかし、ヒトラーの要求にも屈せず、立憲君主制を守り抜いたノルウェーの初代国王・ホーコン七世。その意思は前国王オラフ、現国王・ハーラル五世にも受け継がれ、今でも国王一家がノルウェー国民から敬愛されているのが感じられました。
歴代国王3人全員、1940年から1945年の時代を経験しているのがノルウェー王室です。
レジスタンス博物館は、1940年12月、イギリスでトレーニングを積んでノルウェーに潜入したノルウェー人レジスタンス3人が、1941年8月に処刑された場所に建てられました。
イントロダクション
正式名称:Norges Hjemmefrontmusset
入場料 :60クローネ(日本円で約780円)
開館日時:5月~9月
10~16時(月~金)
11~17時(土日)
10月~4月
10~17時(月~土)
11~17時(日)
住 所 :Bygning 21,0150 Oslo
言 語 :英語あり
オスロの世界史の教科書に出てくる場所
当シリーズとは別に「【連載】受験に勝つ!世界史の勉強法」シリーズも執筆しています。
オスロにある世界史の教科書で出てくる場所を軽く紹介します。オスロの中心部にありますので、興味がある方は足を伸ばしてみてください。
ノーベル平和センター
市庁舎の近くにあります。お土産屋では歴代受賞者のポストカードなどが売られています。現代史が好きな人には興味深いと思います。1910年代、1940年代の受賞者がいないのが時代を反映しています。
作家、イプセン博物館
王宮の近くにあります。「人形の家」などの戯曲で有名な作家、イプセンが晩年に住んでいたアパートが博物館となっています。
ムンクの叫びが置かれている国立美術館
ムンクの叫びがある国立美術館は王宮の近くにあります。ムンクの叫びの絵は誰しも一度は見たことがあると思います。筆者は当記事で紹介したムンクの「人生」は見ていますが、ムンクの叫びは見ていません。
【第59回】北欧戦跡の旅3:ヒトラーに屈しなかったノルウェー初代国王 は、3ページ構成です。
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【第59回】北欧戦跡の旅3:ヒトラーに屈しなかったノルウェー初代国王-その3
同シリーズが「ヒトラー 野望の地図帳」として書籍化
同シリーズが書籍化され、各書店の歴史の棚の世界史やドイツ史のコーナーに置かれています。web記事とは違う語り口で執筆していて、読者の方々からは、時代背景が簡潔でわかりやすい、学者とは違うテイストが新鮮、という感想をいただいております。
歴史好きはもちろん、ちょっとマニアックなヨーロッパ旅行をしたい方々の旅のお供になる本です。
著者名:サカイ ヒロマル
出版社:電波社
価格 :1,512円(税込)